猟銃免許を取り消された男性が処分撤回求めた裁判の控訴審 札幌高裁は1審の判決を取り消し男性の訴え棄却

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猟銃免許を取り消された北海道・砂川市の男性が処分の撤回を求めた裁判の控訴審で、札幌高裁は1審の判決を取り消し、男性の訴えを棄却しました。

砂川市のハンター池上治男さんは2018年、クマを駆除する際建物側へ発砲したとして道公安委員会から銃を持つ許可を取り消され、道に処分取り消しを求めています。

札幌地裁は2021年「処分は著しく妥当性を欠く」などとして池上さんの訴えを認めましたが、道はこれを不服とし控訴していました。

札幌高裁は18日の判決で、「弾丸が跳ね返って建物に到達する恐れがあり周辺にいた3人の生命を危険にさらした」などとして一審判決を取り消し、池上さんの訴えを棄却しました。

池上治男さん）

「不当な形だというふうに理解したかな、聞いていて考えられない。一般のハンターの人たちは発砲することすらできなくなりますよね」。

池上さんは上告する方針です。一方、公安委員会の事務を担当する道警は「当方の主張が認められたものと考えている」とコメントしています。