1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【選託2024】与野党一騎打ち 釧路市含む北海道7区 両候補に人口減少問題への対策を聞いた

HTB北海道ニュース / 2024年10月23日 17時9分

(c)HTB

シリーズ「選託」です。北海道内各地で進む人口減少。釧路・根室管内の北海道7区でもいま、急速に人が減り続けています。2人の候補者にその対策を聞きました。

櫻井靖大記者)

「釧路市中心部にあるこちらの建物ですが使われていません。落書きも書かれています」。

JR釧路駅から10分ほど歩いた場所にあるこの建物。かつては百貨店でしたがいまは廃墟化しそのまま放置されています。中心部にもかかわらず他にも朽ちた建物が目立つ釧路市。かつては道東最大のマチとして栄えましたが、深刻な人口減少が続いています。

ピーク時の人口は1981年のおよそ23万人。そこから徐々に減り続け2002年に20万人を下回るとさらに減少幅は増大し、いまでは15万5000人ほどにまで落ち込んでいます。

釧路公立大 中村研二地域経済研究センター長)

「20世紀の終わりに炭鉱の閉山とかがあって、急速に「社会減」という形で人口が流出したのが主な原因」。

基幹産業の衰退がもたらした人口減少と高齢化は深刻な問題を引き起こしています。

釧路公立大 中村研二地域経済研究センター長)

「労働者不足ですよね。ここが致命的というか一番大きいですよね」。

あいちょう釧路・相沢長昇社長)

「はーい、いらっしゃいませ」。

創業67年。市民に愛され続ける地元のスーパーはいま社長自らが品出しをするほど人手が不足しています。

あいちょう釧路・相沢長昇社長)

(Qどのくらいの頻度で現場に立つ?)「毎日です」、「(社長として)従業員のために保健所、労基、市役所、法務局の対応もすべて私がやっている」、「月でまともに休みをとれるのは1回か2回」。

釧路市を含む北海道7区は与野党の一騎打ちです。両候補に人口減少問題への対策を聞きました。

立憲の新人・篠田奈保子さん。釧路市内に事務所を構える弁護士で前回に続く2度目の出馬です。

立憲・新・篠田奈保子候補)

「どこの現場でも人手不足、人口減少ばかり。本当に深刻な状況」。

人口減少対策として雇用環境の整備や子育て支援に力を入れたいと話します。

立憲・新・篠田奈保子候補)

「地域で生活できる賃金が得られる、必要とされる仕事を増やしていく。地域の主要産業である第一次産業にしっかりと雇用を呼び込む。少子化対策がそれにプラスする」。

自民の前職・鈴木貴子さん。過去2回は比例北海道ブロックから出馬しましたが、今回は10年ぶりとなる7区での戦いです。

自民・前・鈴木貴子候補)

「人口減少、少子化まったなしの喫緊の課題だと思う」。

地域の新たな産業の創出が人口減少対策につながると話します。

自民・前・鈴木貴子候補)

「積雪寒冷地だからこそ試せることがある挑戦できることがある」、「こういった発想の転換の下で新しい産業、産業政策を起こしていく」、「『試される大地』から『試す大地』への転換期に来ていると思う」。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください