圧倒的な支持でホタテが3期連続の当選 地元海産物人気No.1決める「海産総選挙」北海道・豊浦町

(c)HTB

自公政権が過半数割れとなった衆院選ですが、北海道の豊浦町で行われた「海産」総選挙では圧倒的支持を得てホタテが3期連続の当選を果たしました。

27日午後8時「速報が入ってきました。北海道豊浦町で行われた「海産」総選挙、ホタテが3期連続の当選確実です」。

今回で3回目となる豊浦町の「海産」総選挙。まちで水揚げされる海産物の人気ナンバーワンを目指し8つの候補が出馬していました。

「時代の殻は俺が破る」

「地豊藻生を海中から」

「石場にしげる」

開票日は衆院選と同じ27日。期日前も含めたホームページからの投票の結果、ホタテが8687票を獲得。イクラを前面に押し出して選挙戦を戦ったサケを4000票以上引き離し、3連覇を果たしました。

噴火湾とようら観光協会 田中博子さん）

「やっぱり豊浦町といえばホタテというのが世間一般に知られているのかなと思います。（2位のサケは）いくらとサケ、ダブルで票を伸ばしたのかな、一方で世襲はちょっと嫌だという声もあったので次回は期待ですね」。

格の違いを見せつけたホタテ。豊スポによりますとトゲのない社会を公約に掲げていた5位のウニは「期待に応えられず、針のむしろです」とうなだれていたそうです。

このように遊び心あふれる取り組みを企画したのは地元の観光協会。投票数は2万6000票を超え、前回を1000票以上上回りました。

噴火湾とようら観光協会 田中博子さん）

「全国各地からドイツ・アメリカ・台湾、海外の方からも投票いただきました。豊浦町が豊かな町だということを知れたので、遊びに行きたいというコメントもいただけたので、これをきっかけに豊浦町に遊びに来てくれたらうれしいです」。