注文を間違える喫茶店 北海道のとある市役所に期間限定の喫茶店がオープン どんな喫茶店なんでしょうか?
HTB北海道ニュース / 2024年10月29日 16時15分
北海道の石狩市役所に期間限定の喫茶店がオープンしました。この店で働く人のほとんどが認知症の高齢者。一体どんなお店なのでしょうか。
「あっちにお客さんくるかしら?」「来るしょ」
石狩市役所の食堂に期間限定でオープンする「喫茶店流れ星」。
開店まであと30分です。
地域密着型通所介護 サンサンイシカラ 岡地雄亮さん)
「スタッフと一緒にコーヒーとカップのケーキをお渡しいただきたいと思います。話しかけていただいて、いろんな話かできたらと思います」
「いらっしゃいませ~」
オープンと同時にお客さんがやってきました。
客)
「どれがオススメですか?」
店員(87)
「好きなの言ってください」
少々話がかみ合っていませんが、みなさん笑顔です。なぜならここは注文を間違える喫茶店。店員はデイサービスの利用者で5人のうち、4人が認知症の高齢者です。
石狩市 認知症地域支援推進員 木元国友さん)
「認知症の進行を遅らせるためには、社会とのつながりも大事にといわれている」。
認知症の人たちに地域と関わる機会を作ってもらおうと、石狩市が交付金を出し市内の介護事業所が開いたこの期間限定カフェ。メニューは3種類のコーヒーが選べるコーヒーとスイーツのセットです。
店員(84)
「2名来ました!」
オープンするのは1時間だけですが、店内は満席に。
客)
「さっきね、呼び込みにきていただいて、来ちゃいました」
客)
「社会参加できる場所ってなかなか減ってくるが、こういう企画があったら自信もつくようですし」。
4人組のこちらのグループ。コーヒーを2種類ずつ頼んだようですが・・・・
客)
「これは?」
店員(83歳)
「・・・・」
スタッフ)
「(サンサンブレンド)」
店員(83歳)
「サンサン。ごめんなさい。思い出した思い出した」。
店員(84歳)
「やったら大したことないんだけど、やるまでが緊張して」
店員(87歳)
「みんな優しい。こっちが緊張して、優しい」。
石狩市 認知症地域支援推進員 木元国友さん)
「認知症になると何もできないというイメージがあるが、認知症はちょっとしたサポートがあれば配膳もできるし、集金もできるし声かけもできるし、そこを見てもらって正しい理解につながるように開催しています」。
働いた分のお金は手渡しされます。
「すごい優しい接客で感謝の気持ちです。ありがとうございます」。
注文を間違える喫茶店、流れ星。今後も来月14日、25日、12月9日の3回、午後2時半から1時間限定でオープンします。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
義実家に行って「“2階の女性”に向けた手紙に絶句」…義父母が認知症を患った51歳女性の選択
日刊SPA! / 2024年11月9日 15時54分
-
高齢女性の運転する車がアクセルとブレーキ踏み間違えで喫茶店に衝突 けがなし 滝川市
HTB北海道ニュース / 2024年10月31日 18時30分
-
「ホスピタリティー」が回復に欠かせないのはなぜか【正解のリハビリ、最善の介護】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月30日 9時26分
-
なぜ都会では“カフェでひと休み”すらできないのか?「カフェ難民」が続出している根本的原因
集英社オンライン / 2024年10月26日 11時0分
-
義母の「近距離介護」ストレスでついに限界が。そんな心を救ってくれたのは「亡き父の教え」だった。「介護をスムーズに進めるために大事なこと」
OTONA SALONE / 2024年10月25日 11時16分
ランキング
-
1トヨタ本社工場で火事 実験車両が燃える けが人逃げ遅れなし
CBCテレビ / 2024年11月13日 13時32分
-
2トランプ再登板で日本人の生活はどう変わるのか 第2次トランプ政権にとって主要な武器の中身
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 7時30分
-
3国民・玉木代表の不倫問題 党の倫理委員会が調査へ
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月13日 14時41分
-
4敦賀原発2号機、再稼働不許可を正式決定 活断層否定できず 規制委
毎日新聞 / 2024年11月13日 11時21分
-
5時間帯で変わるセンターライン、分かりにくいので廃止…静岡の国道1号で逆走や正面衝突発生
読売新聞 / 2024年11月13日 7時57分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください