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ザクザク路面に重たい雪… 平年より6日早い積雪で市民生活混乱 夏タイヤでスリップ事故も 札幌

HTB北海道ニュース / 2024年11月8日 16時16分

(c)HTB

7日夜は、7cmの積雪を観測した札幌。市民は早くも雪かきに追われた他、まだ夏タイヤの車も多く、8日朝は冬型の交通事故が相次ぎました。

大原麻潤記者:「きのう積もった雪が凍って、ザクザクした路面になっています。歩くと足がとられて、歩きづらいです」。

平年より6日早い積雪となった札幌。8日朝の最低気温は0.4℃と、今シーズン一番の冷え込みになりました。この寒さで7日降った雪が凍ってしまい、雪かきも一苦労です。

札幌市民:「水分含んでいるから気温が下がってくると凍っちゃう。年寄りだからもう疲れて大変さ」。「重たい。この除雪機でやっとこすっとこだから。あと3往復」。

8日の札幌は雪が収まり青空が広がっていますが、雪が解け路面状況は悪くなっています。

この影響で道内では交通事故が相次ぎました。

大原記者:「車2台が、向かい合って止まっています。車のフロント部分は大きくつぶれ、壊れた部品が道路に落ちています」。

8日午前8時半前、札幌市北区太平4条5丁目で乗用車とワゴン車が衝突する事故があり、合わせて5人が病院に運ばれました。夏タイヤの乗用車がスリップし、ワゴン車と衝突したとみられています。

また、午前8時20分ごろ、札幌市北区北37条西2丁目で、5歳の男の子が左折してきた乗用車にひかれ、鎖骨や太ももの骨を折る重傷を負いました。警察によりますと、乗用車を運転していた男性は「車の屋根からフロントガラスに雪が落ちて、前が見えなかった」と話しているということです。

冬型とみられる事故は、旭川でも。

永山友菜記者:「橋の上で4台が絡む事故がありました。こちらの車体が大きくへこんだ車は、タイヤが夏タイヤのままです」。

午前8時すぎ、石狩川にかかる橋で乗用車など車4台が相次いで衝突しました。この事故で、6歳の女の子を含む男女合わせて4人が病院に搬送されました。警察によりますと、当時、路面はアイスバーンだったということです。

雪の影響はJRでも。

7日午後5時すぎ、石勝線の新夕張駅と川端駅の間で釧路発札幌行きの特急列車が。雪の重みで垂れ下がった木の枝と衝突しました。枝を取り除く作業の影響で、特急1本が全区間運休、特急6本に最大6時間半の遅れが生じました。札幌行きの特急列車に乗っていた人は、およそ5時間、新夕張駅で待たされたといいます。

乗客:「アナウンスは随時流していただいていて、1時間は最初かかると言っていたが、1時間では終わらなくて。2時間かかる、午後10時ごろ終わる、11時半ごろ終わると、どんどん後倒しになっていた。体力的にとか精神的には、きつい部分はありました」。

急な積雪で、様々な影響が出た道内。この後、寒さが緩む傾向で、雪はしばらく降らない見込みです。

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