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JR函館線 列車脱線事故 復旧作業続く 19日から運転再開へ

HTB北海道ニュース / 2024年11月18日 16時31分

(c)HTB

16日、道南の森町で起きた貨物列車の脱線事故。

この影響でJR函館線の森・長万部間は18日も終日、運転を見合わせていますが、19日の始発から再開する見込みです。

前田愛奈・記者

「脱線現場です。ちょうどここは列車が停まっていた場所で、いまも復旧作業が続いています」。

貨物列車が脱線した森町の現場では線路の復旧作業が続いています。JR函館線森・長万部間の運転見合わせは18日で3日目となりますが、JR北海道によりますと作業は順調に進んでいて、19日の始発から運転を再開できる見込みです。

この事故は16日未明、森駅と石倉駅の間にある「鷲ノ木道路踏切」付近で、名古屋から札幌に向かっていた21両編成の貨物列車のうち後ろの5両が脱線したものです。

事故現場ではレール周辺に穴があき、1m以上に渡りレールが無くなっているのが確認されています。

事故を受けて国の運輸安全委員会の事故調査官が17日までの2日間、現地を調査し、JR貨物とJR北海道への聞き取りを行いました。

運輸安全委員会 西本正人鉄道事故調査官

「レールが折れた状態になっているので、なぜ折れたのか、いつ折れたのかを含めて調査していく」。

この事故でダイヤは大きく乱れています。18日までの3日間で特急と普通列車あわせて104本が運休し、およそ1万9500人に影響が出ています。

代行バス利用客

「5時間くらい(予定が)ずれちゃって最悪飛行機乗れないかもしれませんけど、その時は仕方なく泊まります」

JR北海道は17日から函館と長万部を結ぶ代行バスを1日4往復運行。客は長万部駅でバスと特急列車を乗り継ぐため、函館・札幌間の所要時間は普段よりも1時間以上長くなっています。

段木亮太・アナウンサー

「週刊誌がならんでいるコーナーには入荷遅延のお知らせが貼られています」

事故の影響は物流にも。札幌市内の書店では18日発売予定の週刊誌が届かず、客が購入できない事態となりました。

書店を訪れた客

「ヤングマガジン入っているかと思ってきたんですけど、タマネギやジャガイモに影響出ると思ったら雑誌にも影響出ていたんですね」

JR貨物によりますと、本州と道内を結ぶ貨物列車は19日未明に札幌貨物ターミナル駅を出発する列車から再開する見込みだということです。

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