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1秒間に5回以上縄を跳ぶ!異次元のスピードで日本一を目指す「イチバンの縄跳び小学生」

HTB北海道ニュース / 2024年11月19日 12時46分

(c)HTB

今回のテーマは「異次元のスピード!イチバンの縄跳び小学生」です。

9月、イチオシ視聴者投稿に届いた動画…。

コメントにはこんな一言が…。

「縄跳びを広めたくて頑張っている小学5年生です。みんなに縄跳びの楽しさを知ってもらうのが僕の目標です。」

一体、どんな小学生なのでしょう?森唯菜アナウンサーが会いに行ってきました!

■森アナ:

「動画を投稿してくれた子がここで普段練習しているということです。お邪魔します。こんにちは、宏弥さんいますか?」

田村宏弥さん10歳。

週に1度、北広島市の縄跳びスクールに通っています。まずはさっそく得意の技を見せてもらうことに。解説はスクールの長谷川遼コーチです。

■長谷川遼コーチ:

「いま普通飛びで、いきなり四重跳びの大技になりますね。四重跳びしながら足の下とか通している技ですね。いまのは自分が空中に浮いている間に縄を投げたり。これは三重跳びの連続技になります。三重跳びにもすごい種類があって、こうやって足の下を通すとレベルも上がっていきます。最後は決めポーズっていう感じですね。」

アクロバティックな技を次々と披露してくれましたが、実はもっと得意で、イチバンになった技があるんです。

■森アナ:

「はやっ!ほんとに縄が見えないです。」

左右の足を交互について跳ぶ「駆け足跳び」の高速技。

他の生徒と比べても…異次元のスピードです。

■長谷川遼コーチ:

「やっぱり速く回す技術がすごいです。周りの子に比べてもですし、全国的に見てもこれからくるんじゃないかなと僕は期待しています。」

ここで森アナ、あることに気づきます。

■森アナ:

「これはどういった縄なの」

よく見る縄跳びのものと違い、ワイヤーのようになっているこの縄。スピード競技用のもので、持ち手から直角に縄が出ていて、回すことすらかなり難しいんです。

■田村宏弥さん:

「こちらのほうが3倍細くて重さもあるのですごい跳びやすい設計になっています。(当たったら)すごいミミズ腫れができて、ワイヤーだから普通のこういう縄跳びの3倍くらい痛いです。」

宏弥さんはこの技で、8月に開かれた「全道なわとび大会」で、大人も含む140人以上が出場する中、イチバンとなりました。30秒間に跳んだ回数を競う種目での記録は、なんと176回。1秒間に5回以上縄を跳んでいる計算になります。

さらに、もう1つの種目「二重跳び」でも、30秒間で80回という記録で1位に。周囲を抑えて圧巻の総合優勝を達成しました。

同じスクールに通う友人からも一目置かれています。

■友人:

「まず縄跳びの実力がすごいうまい」

Q教えてもらったりとかは?

「技名とかは教えてもらうけど、実際にやるのは難しすぎてできなかった。」

運動には自信のある森アナ。ここは思わず・・・

■森アナ:

「宏弥さん、なわとび持ってきたので、わたしと勝負しませんか?」

■田村宏弥さん:

「うん!おねがいします!」

競うのは10秒間で跳べた回数。

いざ、勝負!

「よーい、スタート!」

あれっ!?森さん!?全然跳べていないですよ!?

「終了!」

■森アナ:

「隣の音がすごすぎて集中できない…。」

あらあら、言い訳ですか森さん…。記録は24回で惨敗でした。

■森アナ:

「宏弥さんの強さの秘訣を知るためにおうちにお邪魔しています。もうそろそろ帰ってくるみたいですよ。家に入ってすぐに縄跳びがたくさんありますね…。」

普段は札幌市内の小学校に通う宏弥さん。家ではどのように過ごしているのでしょうか。帰ってきたと思ったら…。

■森アナ:

「出ていっちゃいました。ランドセルを玄関においていなくなっちゃいました・・・んっ!!いますねえ!やってますねえ!」

自宅でも毎日2~3時間は縄跳びを練習するという宏弥さん。学校から帰るとまず、家の前で練習をするのが日課だということです。

外での練習を終えた宏弥さんについていくと…。

■田村宏弥さん:

Qこれは何部屋?

「自分の部屋」

Q縄跳び専用?

「はい」

なんと、2階の自室は縄跳び専用の部屋に。壁には練習の跡がしっかりと刻まれていました。宏弥さんが縄跳びを本格的に始めたのは2年前。テレビでプロの縄跳びパフォーマーを見たのがきっかけでした。

■田村宏弥さん:

「かっこいいなって思って始めてみたらどんどん楽しくなっていって、やり続けました」

Q楽しさはいまも変わらない?

「やっていくにつれてどんどん楽しくなってる。新しい技が飛べたときの達成感が好き」

縄跳び漬けの毎日にお母さんは。

■母・恵子さん:

「初めは音うるさいなと思ってましたけど今は慣れました。毎日練習しているので一つのことに一生懸命頑張る子なので、それが結果につながっているのは嬉しいなと思います。」

一歩一歩着実に…。日々の努力が続きます。

そんな縄跳び愛に溢れる宏弥さん、次なる目標は。

■田村宏弥さん:

「まずは日本選手権で30秒スピードで1位になることです」

北海道の次は全国。更なる高みを目指します。

■田村宏弥さん:

Qちなみに宏弥さんの将来の夢ってありますか

「ここで働くこと。パフォーマーにまずはなりたい。現役を終えたら縄跳びを教える人になりたいです。それで受からなかったら縄跳びの話じゃないんですけど、屋台のラーメン屋さんやってみたいなって思います。」

縄跳びの全日本選手権は来月、神奈川県で開催予定で、宏弥さんは小学1年生から10歳以下が出場するキッズ部門に挑戦するということです。

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