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「新しい歴史の一歩を」90年以上道民に愛される「山親爺」に進化系 モチーフは”雪だるま” 生地に秘密

HTB北海道ニュース / 2024年12月4日 19時16分

(c)HTB

90年以上にわたり道民に愛されるロングセラー商品「山親爺」。このお菓子に新たな商品が加わりました。姿・形は別物ですが、生地に秘密があるんです。

サケを背負ってスキーに乗ったクマがトレードマーク。

風味豊かなバターとほんのりした甘さが広がる洋風せんべい「山親爺」。1930年の発売以降、道民に親しまれている「千秋庵製菓」のロングセラー商品です。

その山親爺の新商品の発表会が札幌で開かれました。

千秋庵製菓 中西克彦社長:

「(山親爺は)もともと雪の結晶から派生した文様になっているので雪だるまというモチーフもマッチするだろうと」。

山親爺と同じ原材料を使った雪だるま型のクッキー生地。そこにホワイトチョコレートがこんもりと乗った、その名も「山親爺ゆきだるま」です。

櫻井靖大記者:

「いただきます。クッキーの山親爺の部分は今まで通り優しい味ですし、チョコの部分には空気が入っているのでとても軽い触感で味もまろやかで美味しい」。

「粉雪」のようなふわふわな触感を目指したそうです。

これまで関連商品がなかった山親爺ですが、なぜいま、「進化系」を生み出したのでしょうか。

千秋庵製菓 中西克彦社長:

「皆が好きなお菓子が徐々に忘れられていっているような部分もあったので、変化を恐れていては新しい歴史の一歩を踏み出すことができないと考えた」。

創業103年の「千秋庵製菓」。洋菓子の「きのとや」とタッグを組んだおととし、同じくロングセラー商品の「ノースマン」に生クリームを加えた「生ノースマン」を新たに発売したところ、年間120万個を売り上げる大ヒットに。

札幌市のふるさと納税の返礼品にも採用されるなど千秋庵を代表する商品になりました。

山親爺ブランドも次の時代へ、社長も期待を寄せています。

千秋庵製菓 中西克彦社長:

「若い世代の方も含めて幅広く山親爺をご愛顧いただけるように非常に特別な思いを持って開発を進めてきた商品になります」。

「山親爺ゆきだるま」は千秋庵製菓の直営店で4日から販売されます。

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