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当たり前の暮らしができるようになることを期待…アサド政権崩壊に札幌に在住・シリア出身の男性は

HTB北海道ニュース / 2024年12月17日 18時16分

(c)HTB

半世紀あまりの間、独裁的な統治を行ってきたアサド政権が崩壊した中東のシリア。

アサド政権から逃れていまは札幌に住むシリア出身の男性に思いを聞きました。

アッスィ・アルガザリさん:

「最初は信じられないとは思った。50年間くらいずっと独裁国家だったところだから」

シリア出身のアッスィ・アルガザリさん34歳。大学生の頃に起きた民主化運動をアサド政権が弾圧、その後、内戦状態となったシリアからサウジアラビアに逃れ、2015年に来日しました。

その後、日本人女性と結婚し、現在は札幌でシーシャバーを経営する傍ら市内の高校などで講演を行いシリアの現状などを伝えています。

今月8日、半世紀あまりに及ぶアサド政権が崩壊したシリア。独裁体制は市民に恐怖を与え続けてきたといいます。

アッスィ・アルガザリさん:

「首にひもを結ばれていた感じで、ちょっとでも口を出せばやられるという感じでみんな生きてきた50年間だった」

アルガザリさん自身も大学時代、理由がわからないままシリア軍に拘束され、3カ月間、太陽の光が入らない刑務所で過ごすことを強制されました。

アッスィ・アルガザリさん:

「周りで死んでいる人、けがしている人、拷問されている人もいたり、自分はラッキーなことにそこまでひどいことはされなかったとにかく乗り越えなきゃいけないという心で時間を過ごしていただけ」

シリアに住む家族と毎日連絡をとっているというアルガザリさん。アサド政権の崩壊で市民の暮らしは少しずつ好転し、国への愛着も芽生えつつあるといいます。

アッスィ・アルガザリさん:

「過ごしやすいし、自分の国として考えるようになったから、みんな道路を掃除したりとかいろんなボランティアを結成して、良いところにしようとしているのがすごくうれしい」

先行きは不透明ですが、当たり前の暮らしができるようになることを期待しているとアルガザリさんは話します。

アッスィ・アルガザリさん:

「みんな平和でみんなフェアな毎日、仕事して遊んで、家族と自由に出たりはったりできる、安全できれいな場所になったらいいかなと。戻れるチャンスあればすぐ戻ってできることをしたい」

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