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変わる札幌のホテル 贅沢・豪華・ととのう ターゲットは外国人観光客

HTB北海道ニュース / 2024年12月19日 18時46分

(c)HTB

外資系ホテルの進出が相次ぐ札幌。今後さらに増える外国人観光客を取り込もうと、市民から長年親しまれている2つのホテルがリニューアルに乗り出しました。

鈴木麻友記者

「広いです。すごく広い。落ち着いた色合いの空間でゆったりとくつろげそうですね」

札幌の奥座敷、定山渓温泉にある定山渓ビューホテル。

12月25日、15階と16階の客室をリニューアルした「エグゼクティブスイート翠嶺」がオープンします。テーマは「何もしない贅沢を楽しむ大人のための隠れ家」。40室ほどあった客室を33室に減らし、1室1室を広々とした空間に改装しました。

定山渓ビューホテル・大沼和人総支配人

「お風呂に浸かって定山渓の景色を一望できるのがポイントとなります。いままでの定山渓ビューホテルとは一線を画す、贅沢な宿として作らせていただきました」

100平方メートルの広さを誇る最上級のロイヤルスイートは1泊2食付きで1人4万4000円から。

鈴木麻友記者

「朝から豪華ですね。たくさんのごはんのお供がありますよ」

朝食と夕食は、旬の道産食材をふんだんに使った、海の幸と山の幸を味わうことができます。

こちらは、白老産黒毛和牛のしゃぶしゃぶ。

鈴木麻友記者

「うーん、やわらかいですとっても。あぶらも上品な甘みですね。口の中が幸せです」

定山渓ビューホテル・大沼和人総支配人

「いま定山渓ビューホテルが海外のお客様2割程度なんですが、エグゼクティブスイート翠嶺は3割から4割ほどが海外のお客様になるかなと想定しております」

リニューアルするのは客室だけではありません。

20日、新たにオープンするのが「NATURE COLOR SAUNA」です。定山渓一熱い、およそ100℃のレッドホットサウナに、じんわり温まることができるイエローサウナ。さらにアロマが香るひんやりとしたブルークールルームで“ととのう”ことができます。この新たなサウナ施設は、宿泊者だけでなく日帰り利用も可能です。

リニューアルは中央区の札幌プリンスホテルでも。

高層階に20日、一部オープンするのは「クラブフロア」。22階から27階にある81室をゆとりある空間に改装しました。今後、観光や国際会議などで海外からの宿泊者が増えることを見据え、追加のベッドを設置するなどし、ホテルに宿泊可能な人数を60人増やしました。宿泊料金は2人1室4万円からで、リニューアル前と比べて1万円ほど高く設定されています。

最上階には「クラブフロア」の宿泊者だけが利用できるラウンジも。

鈴木麻友記者

「シャンパンなどのお酒を片手にゆったりと過ごせるラウンジ。1番のウリは眺望です。札幌市内も一望できます。夜景もきれいでしょうね」

ラウンジでの軽食や朝食、ドリンクはすべて宿泊料金に含まれていて自由に楽しむことができます。

札幌プリンスホテル・泉水誠之総支配人

「だいたい年間3割ぐらいが海外からのお客様にご利用いただいています。それを将来的には半分ぐらい、5割ぐらいを目標にしていきたいと思っています。進出してくるホテルに対して、プリンスホテルとしてしっかり対抗していきたい」

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