「泣き崩れた」北海道 第三者委が認定したパワハラをパワハラでないと新たな主張を展開 江差パワハラ自殺
HTB北海道ニュース / 2024年12月25日 18時47分
2019年に道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題で、新たな展開です。
準備書面)
「パワハラと認定された4つの事例はパワハラと評価し得ない」
道が設置した第三者委員会が去年認定した、教師によるパワハラ。学校の学習環境と自殺との「相当因果関係」を認めました。
北海道・鈴木知事)
「ご遺族に対して深くお詫びを申し上げますとともに、お亡くなりになられた学生に対して心より哀悼の意を表します」
これを受けて道は遺族に謝罪を行いましたが、パワハラと自殺との因果関係を前提とした賠償責任を認めない姿勢をみせたため、遺族がおよそ9500万円の損害賠償を求めて道を提訴する事態となっています。
男子学生の母親)
「息子が帰ってくるわけではない。だからこそ、きちんと人の命が奪われたことは認めてもらわないと、本当にそれこそ報われない」
前回の裁判のあと、こう話していた男子学生の母親。一方、道側はこの裁判で新たな主張を展開し、波紋を呼んでいます。
前田愛奈記者)
「道はきのう行われた非公開の弁論準備手続で、第三者委員会がパワハラと認定した事実について、パワハラには該当しないと主張しました」
道は、自らが設置した第三者委により認定された4件のパワハラを、すべて否定したのです。この主張を受け、遺族は25日、HTBの取材にこのように話しました。
「道からの主張を聞き泣き崩れました。息子の命に対しても責任を取っていただけると思い謝罪を受け入れたのに全てを、息子の死までを否定する道に憤りしかありません」
道は、「現在、係争中であり、コメントを控えさせていただきますが、今後も適切に対応してまいります」としています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
江差高等看護学院の男子学生自殺をめぐる損害賠償裁判 第三者委員会が認定したパワハラ4件について北海道は否定 去年は遺族に謝罪
北海道放送 / 2024年12月26日 18時56分
-
『タイヤ館』新入社員が入社後わずか8か月“パワハラ”で自殺 両親は「パワハラを認め、謝罪してほしい」と運営会社を提訴
MBSニュース / 2024年12月26日 18時25分
-
「結果を重く受け止めた」はずだったのに!?第三者委員会認定のパワハラを否定…鈴木知事は「コメント控える」を繰り返す
テレビ北海道 / 2024年12月26日 17時25分
-
江差パワハラ「道が認定されたパワハラを認めず」に鈴木知事「コメント差し控え」専門家は「説明責任負う」
HTB北海道ニュース / 2024年12月26日 16時33分
-
北海道、パワハラ否定書面提出 看護学院生の自殺巡る訴訟
共同通信 / 2024年12月26日 10時58分
ランキング
-
1生理休暇中に海外旅行し懲戒免職処分、45歳女性教諭 夫とのけんか調査で虚偽発覚
産経ニュース / 2024年12月26日 16時46分
-
2【速報】悠仁さま合格後、筑波大学が初会見 永田学長「悠仁さまにも寮に暮らしていただければ…」
日テレNEWS NNN / 2024年12月26日 16時7分
-
3筧千佐子死刑囚が死亡=青酸連続不審死事件
時事通信 / 2024年12月26日 17時40分
-
4「カスハラ」対策を企業に義務付け 初めて定義を明確化 厚労省審議会が報告書取りまとめ
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 16時58分
-
5JALシステム復旧、販売も再開 サイバー攻撃、大量データ送付か
毎日新聞 / 2024年12月26日 15時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください