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「今年はとにかくインフルエンザの勢いがすごい」札幌などでインフル急増 一部医療機関では検査ひっ迫

HTB北海道ニュース / 2024年12月26日 17時32分

(c)HTB

札幌などでインフルエンザの感染者が急増しています。一部の医療機関では検査がひっ迫し、全ての患者に対応できない状況に陥っています。

「これは一応コロナとインフルの両方の検査になります」。

発熱の症状で先週、札幌市内の医療機関を訪れた男性。検査の結果、インフルエンザの陽性でした。

先週金曜日に発表された札幌の1医療機関あたりのインフルエンザの患者数は「37.94」人。前の週から2倍以上増え、警報レベルに達しています。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)

「コロナももちろんいるんですけれど、今年はとにかくインフルエンザの勢いがすごいですね。特に12月中旬くらいから警報になった先週くらいから完全にブレイクした感じで」。

札幌市豊平区のクリニックでは、先月下旬から発熱などを訴える患者が増え、インフルエンザなどの検査が追いつかず、診察を断らざるを得ない状況に陥っていると言います。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)

「(1日)20人とかお断りをしている現状でして本当に指数関数的に1週間単位で増えている感じです。やっぱりみんな診てあげたいけれど、なかなか厳しいっていうのが苦しいところで、本当にできればお断りしないで済めばいいなと思うんですけれど、こんなに増えてしまうとちょっとキャパオーバーですよね」。

こうした中、重症化リスクの低い人に向けて藤本院長が呼びかけているのが、インフルエンザと新型コロナへの感染を自宅で確認できる「同時検査キット」の活用です。おととし厚生労働省が一般向けの販売を解禁し、いまは薬剤師が常駐する薬局やインターネットなどで買うことができます。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)

「できれば家でやっていただけると薬だけ出すのは非常に簡単なことなので、自分でキットを買うというのをまた思い出してやっていただければいいなと思ってます」。

ただ、様々な種類がある検査キット。正確な診断をするためにも国は「研究用」ではなく「医薬品」などと書かれた国が販売を認めている商品を使うように呼びかけています。

とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)

「大事なのは研究用ではなくて医療用を買うということ。あと、唾液のキットはちょっと感度が悪い印象がありますので、痛いですけれど鼻からのキットを選ぶ方がいいかなと思います」

また、検査は発熱の直後ではなく高熱であれば6時間から8時間経って検査すると偽陰性を防ぐことができます。

これからやってくる年末年始。曜日の並びが良く最大で9連休と、医療機関の休みも例年以上に長くなります。

もしもの場合のために当番医を確認しておくことも大切です。

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