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北海道の展望2025 鈴木知事に聞く 出没相次ぐクマ対策 ハンターや市町村との信頼関係は?

HTB北海道ニュース / 2025年1月7日 16時47分

(c)HTB

2025年の北海道はどうなるのか。前回に引き続き鈴木知事のインタビューをお送りします。今回は市街地でも出没が相次ぐクマ対策についてです。

北海道・鈴木知事)

「やっぱりハンターの方も今のままでは不安だということもあるわけです」。

市街地でも出没が相次いでいるクマ。鈴木知事は国による早期の法改正で、市街地での猟銃使用の条件を緩和するように求めています。

依田アナウンサー)

「道としては、やはりこんな施策が必要だなど、今、知事は何を考えていますか?」。

鈴木知事)

「発砲の許可とか、ガイドラインとかをしっかり決めてかなきゃいけないし、警察と猟友会と市町村、我々道はそれぞれの振興局ごとに、それぞれの地域単位で、みんなで連携して出没がこれだけ増えてますから、やってかなきゃいけないと思ってるんですけど、法律っていうのがどうしてもありますから。そこをやっぱり変えるということをやっていただく」。

また、農業被害対策としての捕獲については、クマの単価を上げるよう国に求めています。

鈴木知事)

「これだけ軋轢が増えてきた中で、イノシシとかシカと一緒に指定管理鳥獣にはなったんです。なったことで補助金や交付金が使えるが、農業被害の(捕獲単価)はシカと一緒なんです。だから、(発砲許可と捕獲単価の)二つをどうしても市町村や都道府県じゃできないから、国会はごちゃごちゃしてるのかもしれませんが、ここはしっかり命に関わることだから、やってほしいと思っています」。

ただハンターの不安は解消されていません。北海道猟友会は去年、発砲の責任を警察や自治体が負わない場合、クマの駆除を支部の判断で拒否できることにしました。今後は、ハンターとの信頼構築が課題となります。

信頼を巡っては去年、「道」と「市町村」の間で軋轢が生じた場面も。宿泊税について道が「段階的定額制」を提案。しかし、「定率制」を採用している倶知安町との調整ができていないと道議会で追求されました。

依田アナ)

「道と自治体と今、知事自身はうまくコミュニケーションが取れていると考えていますか?」。

鈴木知事)

「市長を経験して、知事になってるんで、皆さんのそういう市長としてのつらさとか、いろんな住民から直接、より身近な形でいろんな意見を聞けますから、そこの重要性ってのはわかってるつもりです。お互いしっかりお互いの考え方を話した中で、落としどころっていうか、そういうものを見出していくこの考え方が大事なのかなと思ってます」。

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