恵山岬で座礁したタンカー タグボートにえい航され函館港に入港 所有会社が地元漁協と面会し謝罪 函館市

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函館市の恵山岬沿岸で座礁したタンカーが13日のあさに函館港に入港しました。船を所有する会社は地元のえさん漁協と面会し、謝罪しました。

前田愛奈記者）

「恵山岬海岸で座礁したタンカー「さんわ丸」が、いまゆっくりと函館港に入港しています」。

函館市の恵山岬沿岸で座礁したタンカー「さんわ丸」は12日に沖合に引き出す作業が再開され、その後タグボート2隻にえい航されながら13日午前8時半ごろ函館港に接岸しました。「さんわ丸」には海上保安庁の職員が調査のために乗り込む姿も確認されました。

函館海上保安部によりますと「さんわ丸」が岸に向かっていることを海保が確認し無線で座礁の危険性を呼びかけたものの「さんわ丸」は応答せず電話が通じ会話ができたのは座礁の直前だったということです。

船の計器類に異常はなかったことから、函館海上保安部は安全管理体制に問題がなかったか業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。

所有会社の担当者）

「本日は謝罪に参りました」

船を所有する宮崎海運の担当者は13日、地元のえさん漁協に対して謝罪し、補償などについて説明したとみられます。

宮崎海運・岸谷卓司常務）

「多大な事故を起こしてしまいまして、地域の皆さんに生活その他生命にかかわることいろんなことがありまして申し訳ございませんでした。誠に申し訳ございません」