1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

恵山岬タンカー座礁事故 海保が注意喚起メッセージを送るも5分以上北上 座礁直前に「針路変える」と連絡

HTB北海道ニュース / 2025年1月14日 16時17分

(c)HTB

愛媛県の会社が所有するタンカー「さんわ丸」が、函館市の恵山岬沿岸で座礁し、燃料の油が流出した事故。タンカーが座礁直前に、「針路を変える」と海保に連絡していたことが、新たにわかりました。

14日朝、函館港にえい航されたタンカーから降りてきた、船長とみられる男性。タクシーで海上保安庁に向かいました。

今月6日、函館市の恵山岬沿岸で座礁した、愛媛県の和光汽船が所有するタンカー「さんわ丸」。燃料の油が流出する事故を起こし、13日、ようやく函館港に接岸しました。なぜ船は座礁したのか、当時の経緯が明らかになってきました。

軽油と灯油を積み込み、苫小牧港から秋田県の港に向かっていた「さんわ丸」。津軽海峡に差し掛かる際、急に針路を北に変えます。

捜査関係者によりますと、当時、右側後方には別の船が航行中で、突然、「さんわ丸」が前を横切るように右へ旋回したということです。

異変を検知した第一管区海上保安本部は、浅瀬に近づいているという注意喚起のメッセージを送りましたが、「さんわ丸」は応じることなく5分以上、北上。

海保に船舶電話で「針路を変更する」と連絡があったのは、座礁する直前だったということです。

座礁による船底の損傷で燃料の重油が流出。漁協はウニなどへの影響を調べるため14日、水質調査を予定していましたが、高波のため15日以降に延期となりました。

船長とみられる男性)

Q漁業者に一言ありませんか?

「・・・」

函館海保での聞き取りを終えた船長とみられる男性。なぜ「さんわ丸」は海保の呼びかけにも応じることなく、陸に向かったのか。

函館海保は「さんわ丸」の安全管理体制に問題がなかったか、業務上過失往来危険の疑いで調べています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください