「うん、変わらない」地元漁協がフノリなど海藻類に油の付着ないこと確認 恵山岬座礁タンカー重油流出

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函館市の沿岸でタンカーの重油が流出した事故。地元の漁協は、16日のウニに続き、17日は現場海域で海藻類の調査を行いました。

前田愛奈記者）

「恵山岬沿岸です。タンカーが座礁した現場の周辺では海藻の採取が行われています」

今月6日、愛媛県の和光汽船所有のタンカー「さんわ丸」が恵山岬沿岸で座礁し、燃料の重油が流出しました。現場の海域はウニやフノリなどの漁場ですが、地元のえさん漁協は重油の流出を受け出漁を見合わせています。漁の再開に向けた現場の海産物の調査で、漁協は17日、フノリなどの海藻類を採取し油の臭いや付着がないことを確認しました。

えさん漁協同組合 上見孝男組合長）

「（※食べて）うん、変わらない。一緒だ。正月から1度も漁をしていないのでなんとか1日も早く漁をしたい、（組合員に）させてあげたい」。

えさん漁協は、海水の成分調査で異常がないことが確認されれば、来週中にも漁を再開したいとしています。