天井も床もベッドも全部氷…！寒さ活かし更なるインバウンド需要の更なる呼び込み狙う 北海道占冠村

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コロナ禍を乗り越え、去年、日本を訪れる外国人観光客数は過去最多となりました。

北海道の冬のリゾート地では寒さを生かした仕掛けでさらなる呼び込みを狙っています。

北海道占冠村にある「星野リゾートトマム」。

標高およそ1000メートルのゲレンデの中腹にあるのは…？

■大原麻潤記者：

「コタツがありますよ」

ゲレンデにいながら冷えた体を暖めることができる「スキーインスキーアウトこたつラウンジ」。道産食材を使ったおでんを味わうこともできます。

出汁でわった日本酒と一緒に楽しむのがおすすめ。

■大原麻潤記者：

「鱈に出汁がしみていておいしい。日本酒と出汁がマッチしていておいしい。最高ですね。」

山頂付近ではアフタヌーンティーも。霧氷や雪山をイメージしたお菓子を楽しむことができます。

■大原麻潤記者：

「あめがパリパリしていて食感がおもしろいです。ロールケーキもミルクが濃厚でおいしい。」

スキーシーズン真っ盛りのトマム。

冬に訪れる人のおよそ半分は外国人観光客だといいます。

■台湾から：

「ここは家族で訪れるのにピッタリな場所。特に小さい子どもにとっては素晴らしい」Qトマムは楽しいですか？

「ええ。北海道は本当に楽しい。」

■オーストラリアから：

「トマムでスキーをするのは最高だからここを選んだよ。」

去年1年間で日本を訪れた外国人観光客の数はコロナ禍前の2019年を上回り、過去最多の3686万人にのぼりました。

トマムのインバウンドも回復傾向にあるようです。

■星野リゾートトマム 渡辺巌総支配人：

「コロナになって（外国人観光客の数は）一度下がったんですが、そこから2019年くらいまでに戻すという形にはなっていて、急激に増えているという感じではないが、徐々に緩やかに伸びてきているという感じです。／世界中の方に旅を楽しんでいただきたいと思っています。」

■大原麻潤記者：

「幻想的な部屋ですね。天井も床もベッドも全部氷でできています。」

こうしたなか、きのうは幻想的な氷の世界を体感できる「アイスヴィレッジ」がグランドオープンしました。

氷のテーブルに氷のドレッサーまで、すべてが氷でできていて実際に宿泊することができる「氷のホテル」が今年も登場。

さらに今年は「氷のパーラー」が新たに登場。氷のグラスに入ったクリームソーダや水色が特徴的なフローズンケーキは幻想的なアイスヴィレッジの雰囲気をイメージしています。

■大原麻潤記者：

「きんきん。つめたい！」

冬のトマムならではの氷の世界「アイスヴィレッジ」は3月14日までで、期間中は毎日午後7時半に花火が打ち上げられます。

■渡辺巌総支配人：

「占冠村はマイナス30℃になる日もある。低い気温だからこそ氷が透き通って見えたりするので、そういった世界観を多くの方に体験してほしいなと思っています。」

【スタジオ】

・北海道を訪れた外国人の数は2018年度は311万人と過去最多となりました。

・しかし、2020年度、21年度は新型コロナの感染拡大による渡航制限の影響もあってゼロとなりました。

・それが、2023年度は234万人と、コロナ禍前の水準に戻りつつあります。

・最近は札幌の街中などを歩いていても外国人観光客の方をよく見かけますよね。

・来月の「さっぽろ雪まつり」などこれから冬のイベントが目白押しとなります。

さらに多くの外国人観光客が北海道を訪れることになりそうです。