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運転手不足解消へ アナウンサーも体験 バス会社がバスの運転体験会 「バスの魅力感じて」 札幌

HTB北海道ニュース / 2025年1月22日 16時2分

(c)HTB

人手不足が深刻なバス業界。運転手の採用につなげようと、バス会社が札幌で本物のバスを使った運転体験会を開き、私も参加してきました。

依田英将アナウンサー)

「きょうは特別に私も運転させていただけることになりました。それがこの車両です」。

深刻な人手不足に悩む北海道中央バス。コロナ禍前におよそ1300人いた運転手はおよそ2割減り、残業時間の上限規制の影響も重なり、路線バスの減便を余儀なくされています。そこで企画されたのが実際にバスを運転できる体験会です。

北海道中央バス 加藤元啓さん)

「実際にこの大きなバスに乗っていただいて、バスの魅力を感じていただいて、一人でも多くの方がバス運転士という仕事に興味を持っていただければ」。

今回、特別に参加させてもらった依田アナウンサー。長さ11m、幅2.5mのオートマチック車です。初めて運転席に座った依田さん、眺めはいかがですか?

依田英将アナウンサー)

「見晴らしがとってもいいです。そしてハンドルも大きいですね。普通乗用車の2倍くらい。ミラーの数も多いんです」。

周囲や車内を見やすいようにミラーは8つも設置されています。周囲の安全をしっかり確認し、いざ出発!

依田英将アナウンサー)

「おー走り出しスムーズです。運転というより操縦しているなっていう感覚」。

出発は順調。すぐに右カーブに差し掛かります。

教官)

「右のミラーを見ていただいて後輪がどのへん通っているか」。

依田英将アナウンサー)

「あー内輪差がありますね」。

大型車は、内側の前輪と後輪の軌道がずれる内輪差が大きくなるため、カーブの際は注意が必要です。続いて、交差点を左折します。

依田英将アナウンサー)

「左は巻き込みも多いです。わー難しい」。

後輪の動きがカーブに沿うよう、ミラーで確認しながらハンドルを切るのがコツだそうです。体験会では教官の指導のもとひとり15分ほど運転することができます。少しずつ運転に慣れてきた依田さん、バスドライバー姿も様になってきました。

教官)

「お客様が待っているというイメージで停車してみてください」。

次の課題は停留所に見立てた場所への停車。扉の位置をピタリとあわせて停めることはできるのでしょうか。

依田英将アナウンサー)

「あー、ちょっと前だったかな」。

教官)「いいと思います」。

依田英将アナウンサー)

「ドアひとつ分前でした」。

理想の位置を少し超えてしまいましたが、「初めてにしては上出来」と教官にほめられた依田さん。

依田英将アナウンサー)

「率直な感想、とても楽しかったです。もしHTBが副業可能であれば、大型の免許を取って何かしらの運転してもいいなって、いま心の底から思っています」。

この日、体験会に参加したのは依田さんの他に3人。

松原拓斗さん(21)

「接客をしたくて、運転が好きっていうのもあって」。

千歳市から参加した松原拓斗さんは、空港で旅客機の清掃の仕事をしていますが、バス運転手への転職を考えています。

依田英将アナウンサー)

「今回運転してみて運転手への気持ちというのはどうですか?高まりました?」。

松原拓斗さん(21)

「とても高まりました。自分の運転がこれからこの地域の足を担うっていうところが運転手として頑張っていきたいなと思っております」。

体験会は去年9月から毎月開催されのべ30人が参加。このうち2人が転職を決め、成果が出始めているそうです。

北海道中央バス労務部加藤元啓・副部長)

「多くのお客様が弊社のバスを利用していただいていますので、公共交通を担う企業として、しっかりと今の路線を維持できるように努めていきたいと考えています」。

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