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北海道各地で3月並みの暖かさ 札幌の最高気温5.1℃ 帯広市では積雪がゼロ 雪が少ない理由とは?

HTB北海道ニュース / 2025年1月22日 19時2分

(c)HTB

大原麻潤記者)

「温度計が5℃を指しています。凍っていた路面がとけている場所もあり、ツルツルしています」

22日は道内各地で3月並みの暖かさとなりました。札幌では、最高気温が21日よりもおよそ4℃高い、5.1℃となりました。

札幌市民)

「きょうあったかいですね」

Q:手袋もマフラーもいらない?

「全然いらないです」

関西から)

「今4枚くらい着ているんですが、暑いなという感じはする」

暖かいだけでなく雪も少ない札幌。積雪は平年の4割にとどまり、冬のイベントも例年とは違った悩みを抱えています。チューブすべりなど、冬のアクティビティが楽しめる羊ヶ丘スノーパーク。

大原麻潤記者)

「チューブ滑りの斜面には、絨毯がしかれています」

さっぽろ羊ヶ丘展望台・近藤巧さん)

「雪が降らないと氷状態になって滑りすぎてしまうので、毛布みたいなものをひいてスピードを落とす形で、安全確保をしっかりして遊べるようにしています」

今年は雪が少なく、雪だるま作りのための雪を集めるのも一苦労だということです。

さっぽろ羊ヶ丘展望台・近藤巧さん)

「雪だるま用の雪に今まで困ったことがなかったんですが、今はどこから持ってこようか、場内で探しながら雪を集めている状態ですので、みなさんに楽しんでいただけるように試行錯誤して準備していこうと思っています」

こちらはより深刻です。帯広市では積雪がゼロになりました。1月下旬としては51年ぶりのことです。

加藤肇カメラマン)

「例年は雪で覆われている公園ですが、ご覧のように芝生が出た状態です」

市内では、今月31日からおびひろ氷まつりが始まりますが…

おびひろ氷まつり実行委員長・大宮美紀子さん)

「今週末25日土曜から、市民雪像の制作が始まるが、その雪も山間部から運んできてなんとか当日スタートに間に合うように進めているところです」

こちらは帯広市内の小学校。例年であればグラウンドで雪に水を撒いてスケートリンクを作り、授業を行っていますが、今年は雪不足のため断念したといいます。

帯広市立花園小学校・黒田正則校長)

「残念ですね。今後こういうことが続けば十勝帯広のスピードスケートの授業もやりづらくなってくるなと。考えなければいけない状況にはなってきている」

1月にもかかわらずプラス気温が続き、雪が少ない理由とは?

宇野日和気象予報士)

「今年は平年と比べて、冬の天気に影響を与える低気圧の勢力が弱まっています。この勢力が弱まると、季節風である北風の勢力も弱まってしまうんです。そのため、北風がもたらす寒気が、北海道内に入りにくいという状況になっています」

暖かい冬。来シーズン以降も続くのでしょうか?

宇野日和気象予報士)

「寒気が入りにくい状態というのは今シーズンの傾向なんですが、地球温暖化として大気全体の温度が高いというのも理由の1つにはあります。なので、地球温暖化というのを長期的に見ていくと、気象に今後も影響を与えるんじゃないかというのは考えておいた方がいいと思います」

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