イチバン!アームレスリングで3年連続日本一 十勝の剛腕の男性に密着!
HTB北海道ニュース / 2025年1月23日 10時32分
子どものころ誰もが一度は、やったことがある「腕相撲」。
それが「アームレスリング」という競技として毎年全国大会が行われているのです。
その大会で両腕ともに三連覇を果たした十勝の剛腕の強さの秘訣に迫ります。
屈強な男たちが、自らの腕一本で、己の力を競い合う、「アームレスリング」。
ここは道内最強との呼び声が高い、十勝の芽室町にあるアームレスリングクラブ「勝腕」。
週に2回、腕っぷしに自信のある男たちが夜な夜な集まり、シノギを削り合っています。
その中でひときわ強いこちらの男性、島元雄平さん30歳。
島元雄平さん「昔から力を比べるのが好きだったので、腕相撲が好きだった」
島元さんは右腕、左腕ともに3年連続で全国の頂点に立っている剛腕です。
島元雄平さん「毎日筋トレしてイメージトレーニングをして365日、アームレスリングのことを考えていますね」
日本でイチバン腕っぷしが強いおとこ。強さの秘訣に迫ります!
高橋海斗記者「建物の中はトレーニング器具が置いてあってジムのようになっていますが、奥に進んでいくと、アームレスリングですね。屈強な男たちが力を競い合っています」
相手の腕を力でなぎ倒したのは、島元雄平さん30歳。
島元さんは去年12月に行われた全国大会で右腕、左腕ともに優勝。
前回、前々回の全国大会でも優勝していて、3年連続、両腕で全国の頂点に立っている剛腕です。
島元雄平さん「二連覇したら階級を上げようというのは最初から決めていたので(階級を上げると)もう全然世界が違いますよね」
これまで70キロ級に出場していた島元さんはさらなる高みを求めて、全階級の中で最も多い選手が出場する激戦区=78キロ級で出場し、見事優勝しました。
20歳のときに初めて大会に出場した島元さん。
当時は60キロ級で出場し、北海道大会でも敗れるくらいの実力でした。
ここまで強くなった秘訣は練習環境にあります。
全道チャンピオン9人、全国大会でも入賞者多数が在籍する、十勝の芽室町にあるアームレスリングクラブ、その名も「勝腕」。
島本さん「アームレスリング抜きでも楽しいですよね、会話も面白いし。アームレスリングをやらなくても来たくなるところですね。このメンバーだから強くなれたというのはありますね」
道内最強との呼び声が高いこのクラブができたのは30年以上前のこと。
クラブを立ち上げたのは現会長の伊藤憲治さんです。
勝腕 伊東憲治会長「ちょっと力に自信があったので出てみたら見事に負けて、鍛え直さないとだめだということでとレーニングを始めた」
「勝腕」での練習は週に2回。
仕事終わりに集まるため、練習が始まるのは午後9時ごろです。
島元雄平さん「親指の上にかぶせたり、出す人もいるんですけど、この2種類ですかね」
チームメート「雄平はいろんなやり方が得意ってさっき会長も言っていて、相手に合わせてやり方をできることができるんですよ」
島元さんの強さの秘訣は「技のコンビネーション」。
てこの原理で相手の手首を折り曲げる「吊り手」と腕の力でなぎ倒す「噛み手」を使い分けます。
島元さんの真骨頂が発揮されたのは去年の全国大会、左腕の4回戦。
はじめは吊り手で相手の手首を折りにかかりますが、なかなか折れません。
島元雄平さん「相手の手首があまりに強くて途中から噛み手でいったんです」
最後は力勝負で相手をねじ伏せ、1分にもわたる接戦を制しました。
島元雄平さん「根性でちょっと勝っていたのかなってくらいですね、本当に差はなかったです。優勝するぞっていうよりとりあえず1勝しよう、1勝したらまた1勝しよう、そんな感じですね」
記者もその強さを実際に体験してみることに…
島元雄平さんQこれいま何割くらいですか?「いま1割ですね」
チームメート「兄さんもっと本気でやんなきゃ!12時まで練習ね」
島元雄平さん「おはようございます」
建設会社で働いている島元さん。父親の勧めでこの職につきました。
島元雄平の上司「周りにも溶け込んで、周りに気が使えて、みんなと協力して雰囲気的にみんなを和ませる感じの人です」
この仕事を始めて13年。
普段は道路工事や配水管の工事がメインの仕事です。
島元雄平さん「現場で重いもの持ったときとか、ちょっとアームレスリングをイメージしちゃうというか」
仕事終わりには週に5回程通っているという日課のジムへ。
どれだけ仕事が忙しくても欠かさず通っていると言います。
島元雄平さん「元々好きだったんですよ、筋肉が。それで家でちょっとやり始めながらジムに通ってみようかなという感じですね」
イチバン自信があるのは上腕二頭筋。
「最初は40キロで10キロくらい上がった感じですね」
アームレスリングに大切な手首のトレーニングも欠かせません。
午後8時半すぎ、幕別町の自宅から芽室町にあるジムへと向かいます。
島元雄平さん「結構しんどいです。もうちょっと早ければいいのかもしれないけど、人の集まりも考慮するとそれくらいになるのかなと思います」
アームレスリングに出会って15年。力の源は家族からの応援です。
島元雄平さん「学校とかでも新聞に載ったら話題になるんですよね。なのでそれのために優勝とか、優勝して当たり前ではないですけど子どものためというのもありますね」
年末には4連覇がかかる全国大会、さらに近々日本で世界大会も開催される予定です。
島元雄平さん「ずっと連覇したいですけどね世界一にはなりたいです」
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