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札幌聾学校の児童ら日本手話授業を受けられなかったとして道に損害賠償を求めている裁判 控訴審始まる

HTB北海道ニュース / 2025年1月23日 18時47分

(c)HTB

札幌聾学校の児童らが日本手話で授業を受けられなかったとして、道に損害賠償を求めている裁判の控訴審が札幌高裁で始まりました。

道立の札幌聾学校の児童ら2人は、幼い頃から使っている「日本手話」で授業を受けられず、教育を受ける権利を侵害されたとして道に対しそれぞれ550万円の損害賠償を求めていました。

去年5月の一審判決では、「日本手話で授業を受ける権利が具体的に憲法上保障されたものではない」として訴えは棄却されました。これに対し、原告は「憲法上の権利と認めなかったのは失当」などとして控訴していました。

23日に札幌高裁で始まった二審で、道は改めて日本手話で授業を受ける権利を記した法令はないと主張。一審判決の妥当性を訴えて、控訴の棄却を求めました。

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