「落ちないホタテ」「特大絵馬」本格的な受験シーズン到来 北海道各地に個性豊かな「お守り」登場

(c)HTB

本格的な受験シーズン到来で、この時期注目されるのがお守りです。ある海産物を使った、個性豊かなお守りが登場しています。

受験生）

「いつもこのメッシュのところに入れてます。落ちないようにして」

「リュックに3つついています。家族と部活の後輩から1つずつ貰って」

「お守りは2個持っています。『合格祈願』というかそういう感じです」

思いがこもったお守りを身に着ける受験生たちもいれば、己の実力のみで勝負する学生も。

受験生）

「気張っちゃうから、いつも通りにしたいから、何もしない」

「シンプル、実力で」

頼るところは人それぞれですが、ここにも”特別なお守り”がありました。噴火湾に面した胆振の豊浦町で、ひとつひとつ作られているのはホタテのお守りです。町の特産物・ホタテの貝殻に貼られた、カラフルな大漁旗。真ん中には「合格」の文字が書かれています。

噴火湾とようら観光協会 田中博子さん）

「大漁旗は漁師さんから直接いただいて、ロープも漁師さんから使っていたものをいただいているので、豊浦町のみんなが応援しているという気持ちを込めて、ひとつひとつ丁寧に作っています」

豊浦町の海産物総水揚げ量の9割を占めるホタテ。「耳づり」と呼ばれる養殖方法で、荒波に耐えロープから落ちなかったものだけが水揚げされています。まさに「落ちないホタテ」なんです。

神主）

「真心こめた手作りの合格祈願守りを・・・」

出来上がったお守りは「豊浦神社」へ。祈祷後、受験を控える豊浦中学校の3年生24人にプレゼントされました。

豊浦中学校木下友博先生（卒業担任）

「地域の方からたくさん応援されていることが実感できますし、それを生徒たちにも伝えたい」

新千歳空港でも受験生を応援です。毎年、受験シーズンに合わせて登場する、特大絵馬。「願い札」には・・・・

「大学受験絶対合格」

「志望校に合格しますように」

この日、「学問の神様」である菅原道真をまつる太宰府天満宮から神職が訪れ、修祓式が行われました。

参加した学生）

「友達がまだ受験で難しいところに受験する子もいるので、その子がうまくいくようにお願い事をしました」

この絵馬は今月下旬に太宰府天満宮に奉納されます。

巫女）

「みなさまの努力が実を結ぶことをお祈りしております」