外国人観光客続々 旧正月「春節」の大型連休始まる JR登別駅では地元観光協会などが無料ポーターサービス

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中国では28日から、旧正月「春節」の大型連休が始まりました。北海道内にも続々と外国人観光客が訪れています。

櫻井靖大記者）

「中国からの便が到着して人が続々と出てきています。到着ロビーにもかなり人が集まってきました」

28日から中国で始まった、旧正月「春節」にあわせた大型連休。今年は過去最多ののべ90億人が移動すると見込まれていて、新千歳空港にも多くの観光客が到着しています。

北京から）

「北海道は中国の若者に人気。サッポロビール飲みたい」

上海から）

Q：どこに行く？

「トマム」

Q：どのくらいお金使う予定？

「100万円くらい」

日本在住の中国人）

Q：どこに行く予定？

「札幌と小樽」

北京から）

Q：北海道では何を食べたい？

「刺身」

日本在住の中国人）

「4日間だけなので全然予算は考えていなくて、日本は割と物価が安いので」

こちらは午前10時ごろのJR登別駅。大きなスーツケースを持つ外国人観光客で混雑していました。実はこの駅、エレベーターがありません。そこで、地元の観光協会や登別市は観光客の満足度を向上させようと、毎年、春節の時期にあわせてスタッフが手荷物を運ぶ無料ポーターサービスを行っています。

台湾から）

「めっちゃいいです。ありがとうございました。温泉最高！」

登別国際コンベンション協会 大野薫専務理事）

「温泉も人もあたたかい地域だと思ってもらって、それを契機にまた来ていただけるような、そんな対応をしたいなと思っています」

本間壮惟記者）

「小樽市の天狗山ロープウェイ乗り場です。ロープウェイに乗ろうと、ずらっと観光客の列ができています」

小樽のまちが一望できる天狗山。映画や配信ドラマのロケ地となり、中国をはじめとするアジア圏の観光客から人気を集めています。

中国から）

「有名な山だし、景色がきれいだから写真をとるためにここに来ました」。

今年は例年の倍以上の客が訪れているという天狗山。混雑を緩和するため様々な対策が取られています。ロープウェイは通常12分間隔の運行を6分間隔に短縮したうえ誘導員を増員。小樽駅と天狗山を結ぶバスも1時間に2便から3便へ増便されています。

小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 大谷大さん）

「事務所総出でみんなで対応にあたっています。我々としても万全の体制でお客様をお迎えしたいと思う」。

こちらはJR小樽駅から車で数分の船見坂。ここも映画のロケ地として外国人観光客に人気のスポットです。先週金曜日には道路の真ん中で写真を撮る人の姿も見られましたが…

本間壮惟記者）

「小樽の船見坂です。注意看板を持った警備員がいる影響からか、路上で撮影している方は見受けられません」。

マナー違反や危険な行為が相次いだことから小樽市では28日から3月31日まで警備員を配置。外国語で書かれた看板で注意を呼びかけています。

近所の人）

「いつも通れなくて。（警備員が）声かけてくださってるんでありがたいなと思って」。

春節の大型連休は来月4日まで。道内の混雑は続きそうです。