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札幌・異例の雪不足と暖冬 時計台の敷地内には「ふきのとう」例年より2ヵ月ほど早く

HTB北海道ニュース / 2025年1月28日 18時37分

(c)HTB

廣瀬美羽記者)

「札幌市時計台では雪が溶けるとここ一体に草花が茂るのですが…見てください。あそこにはもう顔を出している植物があります」

早くも春の訪れでしょうか。札幌市時計台では28日、春を告げるふきのとうが顔をのぞかせていました。例年より2ヵ月ほど早いということです。

札幌市時計台 阿部和彦さん)

「びっくりです。この時期にまず出てくるものじゃない。雪が少ないというのはわかってましたけど、この時期に出てくるというのはまずないんで、びっくりの一言ですね」

連日のプラス気温の影響とみられ、すでに7個のふきのとうが芽を出しています。

廣瀬美羽記者)

「午後1時をまわって、札幌市内は青空が広がり日差しがとても暖かいです。街を歩く人々の足取りは軽やかに感じます」

28日の道内は4月並みの暖気が流れ込み、札幌は3.3℃まで気温が上がりました。これで10日連続のプラス気温です。

市民)

「暖かいですね散歩日和で」

「今の雪の量だったらそんなに不便だと感じなくて」

一方、この暖かさによる影響も出ています。

廣瀬美羽記者)

「日が当たるとポカポカと暖かいです。雪まつり会場ではきょうも設営準備が続いています」

来週4日から開催されるさっぽろ雪まつり。会場設営や雪像づくりが進む大通西8丁目の「雪のHTB広場」では、気温上昇や雪不足から売店などで使用する水道管が露出。雪像を削った雪で、菅を覆う作業が行われています。

会場整備を行うRS北海道 福士亨代表取締役)

「お客さんが転んだ時にけがする可能性があるので今、そのパウダー状の雪を全体的に敷き詰めて、お客さんが転んでもなんでもないような地盤作りをしてます」

プラス気温が続いていることから会場では、雪像づくりを、気温が下がる夜間にも行っているということです。

そして影響は除排雪にも。今月、堆雪場に運ばれた雪は去年の同じ時期の3分の1程度。多い時は1時間におよそ100台ものトラックが来ますが、28日は1時間に5台ほどしか来ていないということです。

南区北地区除雪センター 佐々木直弘センター長)

「先日まで3班ぐらいは動いていたんですけど、雪もないこともあり、いまや1班動いているという状態で、その予定もきょうで終了する」

Q:あす以降はどういった予定になってる?

「待機状態になるということですね」

除排雪業務は運んだ雪に応じて報酬が出ますが、今シーズンは雪不足のため、最低補償分の報酬しか受け取れない可能性があるといいます。

南区北地区除雪センター 佐々木直弘センター長)

「苦しいことは苦しいんですけど、これが何年か続くと本当に体制面にも影響してきますし、経済面にも影響してくるとは思うんですけど、今年1年は我慢するというか辛抱して冬を終わらせるしかない」

異例の雪不足と暖冬。札幌では、来週の初めごろまでプラス気温の日が続くということです。

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