「法律の解釈適用に誤り」KKR札幌医療センター入札妨害事件の控訴審 一審判決破棄し逆転無罪 札幌高裁

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KKR札幌医療センターの調剤薬局設置をめぐる入札妨害事件の控訴審で、札幌高裁は一審の判決を破棄し、逆転無罪の判決を言い渡しました。

アインファーマシーズの元社長・酒井雅人被告と元取締役・新山典義被告は、豊平区のKKR札幌医療センター内の調剤薬局設置をめぐり、公契約関係競売入札妨害の罪に問われ、札幌地裁は2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡していました。

札幌高裁で28日に行われた控訴審判決で、青沼潔裁判長は「法律の解釈適用に誤りがあった」として、一審判決を破棄し逆転無罪を言い渡しました。

被告側の弁護人 弘中惇一郎弁護士）

「入札妨害とするのは筋が通らないということについては、全面的にこちらの言うことを認めてもらったと思っています」

弁護側は「1審判決では入札妨害とされる基準があいまいで入札参加のリスクが大きく、今回の判決が今後の入札に与える影響は大きい」などと話しました。

一方、札幌高検は「判決内容を精査し、適切に対応していきたい」とコメントしています。