「取り返すために次々と…」SNS型投資詐欺で約3000万円をだまし取られた札幌市の男性 被害の実態を語る

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SNSをきっかけにした投資詐欺が増加するなか、およそ3000万円をだまし取られた札幌市の男性が被害の実態を語りました。

被害男性）

「（詐欺には）絶対に遭わないと思っていたが、これはかなり巧妙だったなと最後になってから気付きました。あまりにも大きい金額なので家族も含めて大変ショック」。

札幌市南区に住む60代の男性。先月から今月にかけてSNSで知り合った韓国籍の女性を名乗る人物から、投資を勧められておよそ3000万円をだまし取られました。

きっかけは女性から教えてもらったインターネット上のショッピングサイトでした。

男性）

「ちょっとぐらいだったら遊んでみようかなと思って、自分の方からそこのインターネットサイトの方に遊びにいった感じでした」。

女性から紹介されたのは、実在するアメリカの百貨店を称するショッピングサイト。

注文を受けて、販売価格の15％引きでブランド品や日用品などを仕入れることができ、販売価格の通りに売れると男性に15％分の儲けが出るというものでした。

当初は次々と商品が売れていき、およそ1週間後に売上金が入金されてきました。

しかし、徐々に、売上金の入金を上回るペースで注文が入るようになります。

男性は、商品の仕入れ代金として老後の資金として貯めていたおよそ3000万円を指定された口座に振り込んでしまいました。

手持ちの資金が少なくなった男性が早く入金するようカスタマーサポートに問い合わせると…

「今は返金できません」

それでも売り上げを伸ばそうとさらに仕入れのためにお金をつぎ込もうとした男性。

振り込み上限額を上げようと銀行窓口で相談しましたが、不審に思った職員が警察に通報して被害が発覚しました。

男性）

「途中から不信感はありました。ただお金がなくなると思ったら取り返すために次から次へと振り込んでしまった。これは大変なことをしてしまったと今すごく反省しています」。