札幌2日連続大雪に市民ヘトヘト 事故やスタックする車続出 ホームセンターでは雪かき用品買い直す客も

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坂詰怜記者)

「札幌市内、雪が強くなっています。視界が悪く、中にはライトをつけて運転している車もあります」。

31日も大雪となりました。

正午過ぎの札幌中心部は湿った横殴りの雪が。29日は20cm台だった積雪も今シーズン初めて50cmを超えました。2日連続の雪かき、市民もヘトヘトです。

札幌市民）

「1月少なかったからね、その分の反動が来ているね」、「（Q：2日間雪かきしてどう？）疲れて腰が痛い重たいね、水分吸ってる」。

井元小雪記者）

「札幌から小樽に向かう札樽道、朝里IC付近です。雪が激しく、真っ白です。車もノロノロ運転です」。

札幌や小樽の高速道路ではシャーベット状の路面に車のハンドルをとられるなどの事故により通行止めが相次ぎました。

除雪中の事故も。

大原麻潤記者）

「折れた電柱をトラックに積み込む作業が行われています」。

午前4時ごろ、小樽市の南樽市場の駐車場で除雪作業中のショベルカーが電柱をなぎ倒しました。けが人はいませんでしたが周辺の住宅など14戸が停電に。

付近の住人）

「すごい音がしたから、それが倒れた音」（Q：家の中は寒い？）余熱があるからそうでもないけどこれから大変だよね」。

昼夜を問わず降り積もる雪。動けなくなる車も。ロードサービスのJAFが向かったのは北区麻生町の住宅街。マンションの駐車場の前に1台の車が。

大原麻潤記者）

「車の下に雪がたまって出られない状態になっています」。

子どもを保育園まで車で送った後車庫入れしようとし、スタックしたということです。

男性）

「出るときはうまくいったんですけど、車庫入れでこうなっちゃいました」、「甘く見てましたね」。

車の下に溜まった雪をスコップで取り除き動かそうとしますが・・・

JAF隊員）

「これでいけるんじゃないですかね」

なかなか抜け出すことができません。さらに車の下の雪を取り除くと・・・

JAF隊員）

「出ましたね」。

40分かけて、ようやく脱出することができました。

JAF札幌支部によりますと雪が関係する出動依頼はまだ雪が少なかった3日前は153件でしたが、30日は418件、31日は午後5時までで575件と急増しました。

JAF・加藤雅義さん）

「外出中に雪が積もってしまって出たときは大丈夫だったのでそのまま駐車してしまうと、そこでスタック、埋まってしまうトラブルが多いですね」、「雪が全くない状況から一気に積もりましたので、油断はあるかも」。

この雪でホームセンターでは雪かき用品の売れ行きが伸びています。

ジョイフルエーケー屯田店廣地和弘さん）

「雪かき用のスコップとプッシャーと呼ばれるような雪をおして雪かきするスコップになります」、「積雪とともに、みなさんスコップが壊れたりとかで、買い替える形で昨日から買い求める方が増えていますね」。

ジョイフルエーケー屯田店では雪が降る前までは1日数万円程度だった雪かき用品の売り上げが31日は20万円から30万円ほどに増えているということです。

買い物客）

「壊れたので（Q：いつ）けさ」、「スペアも買っておかないと」。

札幌では31日のよるから2月1日のよるにかけて多いところで15cm前後の雪が降る予想です。