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札幌市内の下水道管全長約8000km 埼玉道路陥没事故で見えてきた地中に潜む危険 札幌の下水道管は大丈夫?

HTB北海道ニュース / 2025年1月31日 19時7分

(c)HTB

埼玉県で発生した道路の陥没は、下水道管の破損が原因とみられています。札幌でも同じことが起きる心配はないのでしょうか。

28日に埼玉県八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故。

運転手の男性は今も見つかっていません。現場では31日から新たに重機を入れるためのスロープをつくるなど、救出に向けた作業が続いています。

今回の道路の陥没、原因とみられているのが「下水道管の破損」です。

埼玉県は破損した個所から土砂が流れ込むことで地中に空洞が広がり、道路が陥没した可能性もあるといいます。地下の下水道管は42年前に設置されたものでした。

札幌でも小規模ながら下水道管の破損が原因の道路の陥没は年間150件ほど起きています。

札幌市下水道河川局 吉田修課長)

「1970年代から80年代に集中して整備され、敷設後50年経つので」。

札幌市内に設置されている下水道管は全長およそ8000キロ。市は毎年およそ210キロの区間を点検しています。

本吉智彦記者)

「こちらが下水管の点検で使われている、ロボットカメラです。先端にカメラがついていて自在に動かすことができます」。

点検で活躍するのがロボットカメラです。

下水道管の中を移動し、気になる箇所があればカメラの向きを替えながら破損状況を確認します。

札幌市下水道河川局 吉田修課長)

「ロボットを使うメリットは札幌市の下水道管のほとんどが、人が入れない大きさになっています」。

こちらは点検によって見つかったひび割れ。

破損箇所には内側から水を通さない樹脂などを貼り付けて補修します。場合によっては管を入れ替えることもあるといいます。

埼玉の陥没を受け、政府は全国の自治体に対し排水能力が1日30万トン以上の大きな下水道管を対象に緊急点検を要請しました。

札幌の下水道管は最大でも24万トンで、対象となる大きな物は設置されていませんが札幌市は同じような陥没事故が起きないよう、注意したいとしています。

札幌市下水道河川局 吉田修課長)

「大規模な管の管理の仕方については今後検討していかなければならないという風に考えております」。

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