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参議院選挙まであと半年 北海道選挙区で早くも水面下の争い…朝日新聞政治部長が語る「焦点」は

HTB北海道ニュース / 2025年2月4日 15時59分

(c)HTB

真夏の政治決戦となる参議院選挙まであと半年。

改選定数3の北海道選挙区でも、年明け早々から水面下の戦いが始まっています。

■勝部議員:

「7月の参議院選挙、私も全力で戦って、何としても勝ち上がっていかないといけない。」

仕事始めの日の朝。雪が降りしきる中、街頭に立っていたのは立憲民主党の現職、勝部賢志議員です。去年の衆院選では、道内で12議席を獲得した立憲民主党。参院選での議席死守は最低条件です。

■勝部議員:

「私は現職ですからしっかり勝ち上がらないといけないし、野党で2議席とれるようにしっかり頑張っていきたい。」

2019年の参院選で立憲は、勝部議員の1議席にとどまりました。

この夏の選挙では、国民民主党と協力した形で、勝部議員と合わせて2議席の獲得を目指し、協議を進めています。

■国民道連・藤井幹事長:

「比例選挙を抱えていますから、公認候補、道連としてはこだわりたい。」

支持率の高まりを背景に、国民は独自候補の擁立にこだわっています。

その中で、白羽の矢が立ったのは、自民党所属の林佳奈子・帯広市議です。国際線の客室乗務員などを経て、現在2期目の55歳です。

■林佳奈子氏:

「自分の志もありますので、より多くの有権者の方のために違うステージで恩返しできるよう頑張る決意です。」

■国民道連・稗貫代表代行:

「政策もしっかりと考えておられるし/彼女だったら戦って勝利を収めていただける。」

自民党を離れ、退路を断った林氏。国民道連は近く正式決定し、党本部に公認申請する見通しです。

■勝部賢志代表代行:

「私としても4者協議の中で候補者が決定したとは伺ってはおりませんので、(国民の擁立)このことについてはコメントを控えたい。」

一方、立憲道連内には、独自に2人目を擁立するべきだという意見もあります。

■須藤有基記者:

「いまこちらの中では、関係者による2人目の候補について協議が始まっています。」

先月30日、立憲と国民、支持母体の連合北海道など4者で会合を開きましたが、結論は出ず、協議を継続していくことを確認しました。

改選定数が3の参議院北海道選挙区。

2016年は当時の民進党が2人、自民が1人。今回改選期を迎える2019年は自民が2人、立憲が1人、大激戦となった2022年も、自民が2人、立憲が1人となっています。

与野党どちらが複数議席を獲得するのかが、最大の焦点です。

■高橋はるみ参院議員:

「よろしくお願いします。」

新年交礼会に姿を見せたのは、自民党の現職、高橋はるみ議員です。

選挙を見据え、各種団体の会合を精力的に回っています。

O北海道知事を道政史上最長となる4期16年務め、抜群の知名度と好感度から、2019年の参院選でトップ当選した高橋議員。

しかし、自民党派閥のパーティー券を巡る裏金問題で、22万円の不記載が発覚し、この夏の選挙は厳しい戦いが予想されています。

■高橋はるみ議員:

「道民の方々に謝罪を続けながら/北海道を隅から隅まで知事時代に回らせていただいた経験を踏まえて、北海道のためにもうしばらく仕事をさせていただきたい」高橋議員は先月31日に、参議院政治倫理審査会に出席

し、不記載について謝罪したうえで、再発防止を誓いました。

■高橋はるみ議員:

「常に適正な処理を行い、透明性のある、いわば一点の曇りもない政治活動を務めてまいる所存です。」

自民党からは、2期目を目指す現職の岩本剛人議員も出馬を予定しています。

■岩本剛人議員:

「北海道のために一生懸命努力をしてきましたので、そのことを一つ一つ丁寧にみなさんにしっかり訴えさせていただいて、皆さんの信託を頂けるように努力を重ねるしかない。」

■共産・宮内史織氏:

「皆さんの声を届ける一人として国会に送ってください。」

議席の奪還を目指す共産党は、去年の衆議院選挙に北海道2区から出馬した宮内史織氏の出馬を予定しています。先月22日には、党本部の小池晃書記局長が札幌を訪れ、支援を訴えました。

■小池晃書記局長:

「最強の候補者ですから/北海道選挙区に共産党の議席がどうしても必要だと訴えて、必ず勝利を勝ち取りたい。」

参政党は、元倶知安町議の田中義人氏が出馬表明をしています。

■田中義人氏:

「北海道から特に外国資本の規制。「共生を目指す」ときれいな言葉を使うが、国益を最優先にした経済政策と安全保障を訴えたい。」

れいわ新選組は、元旭川市議の野村パターソン和孝氏を擁立する方向で検討を進めています。

半年後に迫った「真夏の政治決戦」、参議院議員選挙。

そのポイントを、朝日新聞の松田京平政治部長に聞きました。

■朝日新聞・松田京平政治部長:

「まさに与党が過半数を維持できるか、これがもう最大の焦点だと思います。今の会派別の議席で見てもですね、18議席以上を減らすと過半数を割り込むと言う数字で、この勝敗を分けるのは全国に32ある一人区と、それから北海道のような3人区、つまり奇数区での情勢がどうなるかということがポイントになります」

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