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半日で積雪120cm 北海道 十勝地方中心に記録的大雪 国道やJRなどの交通障害で市民生活に大きな影響

HTB北海道ニュース / 2025年2月4日 18時44分

(c)HTB

加藤肇カメラマン)

「道幅が大変狭くなっています。普段は車が2台通れる道路ですが、いまは1台通るのがやっとです」。

午前1時前の帯広市中心部。大粒の雪が激しく降る中、除雪作業をするホイールローダーがかすかに見えます。

先月下旬には暖冬と雪不足で、積雪がゼロとなっていた帯広市。その後も雪が少ない状態が続いていましたが、一晩降り続いた大雪で、景色は一変しました。

加藤肇カメラマン)

「大粒の雪が激しく降り続いています。こちらの雪山、除雪車が作ったものではありません。一晩で積もった雪です」。

道内は発達しながら接近する低気圧の影響で昨夜から道東で記録的な大雪となり、帯広市の午前9時までの12時間降雪量は、120センチに到達。統計開始以来、全国で最も多い記録となりました。

これまで経験したことのない「ドカ雪」。市民生活にも大きな影響が出ています。

雪かきする市民)

(Q:お仕事は?)「お休み取りました。きのうのうちから休みをとって雪かきに備えました」。

「車が埋まってます」

窓の外に大きな雪山のように見えるのは埋もれた車です。

こちらも帯広市内。出勤しようと家を出た男性が、完全に雪で埋まってしまった道路をかき分けるようにして進んでいます。

帯広三条高校では午前9時半ごろ、雪の重みで野球部の屋内練習場が倒壊しました。けが人などはいないということです。

隣の芽室町でも午前7時までの6時間降雪量が87センチに達し、こちらも統計開始以来全国最大の記録となりました。

この大雪の影響でJRは112本が運休となっています。5日も根室線の新得・釧路間が終日運転見合わせとなるほか、札幌と帯広・釧路を結ぶ特急の運休などが決まっています。

こちらは滑走路が一面の雪原のようになった帯広空港。除雪が間に合わず、4日は発着する全ての便が欠航となりました。

中川宙大記者)

「狩勝峠が通行止めとなっています」。

待つ人)

「得意先のアポイントがあったので、このままでは無理かもしれない」、「(帯広の)温泉ホテルを予約していた。残念です。旭川に帰ります」。

国道では十勝方面へつながる狩勝峠が一時通行止めとなったほか、高速道路も道東道の一部が通行止めとなっています。大雪は釧路市内でも。

高橋海斗記者)

「釧路市内では激しく雪が降り続いています。普段なら多くバスが停まっている通勤通学の時間帯ですが、釧路バスは全線で運転を見合わせています」。

交通機関にも大きな影響が出た釧路市。釧路駅前ではタイヤが雪に埋まったタクシーを運転手と乗客が一緒に押す場面も見られました。

大雪の影響で小中学校などの休校も相次いでいます。

釧路小学校 工藤裕之教頭)

「時間遅れて登校するということはあったんですけど、丸1日お休みとなるのはあまり記憶はないですね」。

道教委によりますと、この大雪の影響で道東を中心に小中学校など382校が臨時休校となり、あすも140校が臨時休校となります。

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