線路の上に不自然な雪の塊 ラッセル車急停止 雪はねとばす写真撮影したいため誰かが雪投げ込んだか 美深

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今月1日、北海道・美深町のJR宗谷線で、線路の上に雪の塊が積み上げられているのが見つかり、除雪のため走行していた列車が急停止しました。

本間壮惟記者）

「雪の塊があったのはこちらの線路付近です。ラッセル車を撮影するために雪を置いたとみられています」。

線路の上に50cmほどの高さまで積み上げられた不自然な雪の塊。

今月1日午後1時ごろJR宗谷線の美深駅と天塩川温泉駅の間で見つかりました。

除雪作業のため走行していたラッセル車の乗務員が発見し、20m手前で急停止したということです。

国鉄時代から走るこのラッセル車は「宗谷ラッセル」の愛称で親しまれ、全国の鉄道ファンから人気を集めている車両です。

JR北海道によりますとラッセル車が急停止した現場付近には当時カメラを持った人が10人ほどいたといいます。乗務員が雪の塊について聞いたところ「知らない」と答え、関与については否定したということです。

また、同じ日には現場から北に離れた問寒別駅と天塩中川駅間でも線路に少量の雪が投げ込まれているのが見つかっているといいます。

線路近くに住む人)

「やめてほしい。危ないなとは思っている。ラッセル車が来るとわかってやってると思う。

（雪を）はねたところを撮ろうと思ったんじゃないのかい」。

JRから相談を受けた警察はパトロールを強化。ラッセル車が雪をはねとばす写真を撮影するがために誰かが雪を投げ込んだ可能性があるとみていて、列車往来危険の疑いも視野に捜査をしているということです。

JR北海道は線路上に雪や物などを置く行為は大変危険なため、やめてほしいと呼びかけています。