札幌から世界に挑戦 アイスホッケーで北海道イチバンの小学生キーパーに密着
HTB北海道ニュース / 2025年2月11日 19時30分
■北海道バーバリアンズH.C.曽山玄さん(12):
「そのあと!そのあと!!」
仲間に指示を出しながら、体を張ってシュートを止めるゴールキーパー。
札幌市内の小学6年生曽山玄さんです。
全国大会に出場するなど、道内の小学生の中でイチバンの実力を持つキーパーで、今回、国内の小学生選抜チームに選ばれ、カナダの国際大会に初めて挑みます。
■曽山玄さん:
「カナダが近くなってきて、あともうちょっとでカナダに行って、世界相手に戦うんだと思うとドキドキする気持ちもあるけど、世界相手に楽しみな気持ちもいっぱいです。」
期待と不安を胸に抱きながら、日の丸を背負う少年の思いに迫りました。
■森唯菜アナウンサー:「イチバン!!のゴールキーパーの子を見に行きましょう!どんな子だろう…?」
森アナウンサーが訪れたのは、札幌市豊平区の月寒体育館。
■森唯菜アナウンサー:
「カーブカーブが!すごい切り替えし!」
「パックを受けるときすごいにぶい音していました!あれを受けるのは相当ですよ!?」
ひとりだけ、異なる防具を身にまとい、ひたすら体を張る選手。
6歳からアイスホッケーをはじめた曽山さんは、全国大会に出場するまでに成長。いまや道内イチバンの小学生キーパーです。
■北海道バーバリアンズH.C.山田恭之監督:
「初めて会って、小さかったんだけど運動神経がいいというか」
「練習乗って、とんでもない一年生だなとそのとき思いましたね。」
曽山さんは、カナダのケベック州で行われる国際大会に日本の選抜メンバーとして初めて選ばれました。
この大会は世界17カ国から120のチームが集まり、多くのNHL選手を輩出してきた伝統ある大会ですゴールキーパーとしては道内唯一の選出となりました。
リンク上を激しく行きかう選手たちと比べると…動きが少なく見えるキーパーですが、実際はリンクでどのようにプレーしているのでしょうか?
■ディレクター:
「イチバンの小学生の凄さを知ってもらうために、ゴールキーパーになってもらいます」
■森アナウンサー:
「ちょっと、え。さっき聞きましたよね?パックの当たる音・・。え、どうやって?何も準備していない」
■ディレクター:
「道具はもう準備しています!」
手間取りながら着替えることおよそ30分。
♪スティック叩いて迎える様子♪アイスホッケー経験者のディレクターとカメラマンが見守る中、森アナウンサーが曽山さんから指導を受けます。
■曽山さん:
「来たシュートに対して手を動かしたり、足を動かしたりして止める。」
■森唯菜アナウンサー:
「え、足動く?!横に今動いていたよね?」
曽山さんが指導しているのは、「シャッフル」と呼ばれているテクニック。小刻みに動くことで、相手にあわせることができます。
ゴールキーパーにとっては基本的な動きです。
ゴールキーパーは目まぐるしく位置が変わるパックに対し、常に正対するのが基本。試合中特に集中力と細かい動きが要求されるポジションです。
ゴールキーパの基本的な動きを教えてもらったところでいざ実践!空手で鍛えた反射神経を活かしてシュートに挑みます。
■森アナウンサー:
「どうぞ!お願いします!!」
「浮いてくるの怖すぎ」
「とにかく速い!…もう疲労困憊…」
曽山さんの普段の様子は…?お家にお邪魔しました。
■森アナウンサー:
「あっ!入ってすぐにアイスホッケーの毛布だ」
「どうして、キーパーをやろうと思ったの?」
■曽山さん:
「お父さんの試合を見て、お父さんもかっこいいなと思ったんですど、お父さんのシュートを完璧に止めるキーパーももっとかっこいいと思って、キーパーをやり始めました。」
プロ選手だったお父さんを間近に見ていたことから、アイスホッケーへの関心が自然に高まり、いまや多くの時間を捧げています。
■曽山さん:
ホッケーがたぶん1日3時間とか2時間で、ゲームは1時間」「ゲームよりホッケー。」
ホッケーを始めて7年目。
いくつもの悔しい体験を成長の糧としてきました。
■曽山さん:「いいプレーできたのに、大差で負けたということもすごく悔しくて」「その時より、さらに練習量増やしたりとか、その時より工夫するとかそういう経験をしたくないって思って、よりホッケーに向かって練習するようになったと思います。」
家の中には曽山さんのプレーに憧れる後輩が描いた絵も飾られています。
家族や周囲の応援が、彼を後押ししてきました。
■森アナウンサー:「キーパーをやっている理由について、お父さんの投げた球を完璧に止めているのを完璧に止めているのを聞いた」
■父親 曽山雄大さん:
「いや、、聞いたことがない(笑)」
■曽山さん:
「なんで!いったよ~」
お父さんも曽山さんと同じくらいの年齢で海外に挑戦しました。
息子もまた、世界に旅立ちます。
出発の朝。一見、普段と変わらない様子でしたが…。
■曽山さん:
「やばい…カナダだ…あーー、、やばい」
Q何か緊張している?
「初めて海外に行ってホッケーするっていうのもあるし、まだチームミーティングで話したり、会話したことはあったけど、本人に会って、性格とか特徴的なことは知れていないし、ちょっと今不安だな…。」
憧れていた「世界で戦う」ことが近づくにつれて緊張が増していきます。
■曽山さん:
Q曽山くんの将来の夢は?
「海外の強いリーグで試合に出て、活躍することです。自分の夢のためにこういった機会を作ってくれる人もいるし、こうやって支えてくれる家族もいるから感謝の心を持って、海外でプレーできたらいいなって思っています。」
空港でチームメイトと合流。仲間と話すことで、曽山君の顔に笑顔が戻ってきました。
■曽山さん:
「頑張ってきます!!
■母親 曽山梨花さん:
「ケガだけしないように…楽しんできてね。」
■曽山さん:
「行ってきます!!」
海外への初挑戦。夢に向けて、大きな一歩を踏み出しました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[新人戦]雨野颯真と藤原優希。日本一を味わった“2人の先輩”の後継者候補。前橋育英GK蝦名理音が感じた「試合に出続けること」の意味
ゲキサカ / 2025年2月9日 19時14分
-
「やるかやらんか」2027年への決意。ラグビー山中亮平が経験した、まさかの落選、まさかの追加招集
REAL SPORTS / 2025年2月7日 7時37分
-
“スマイルジャパン”開幕戦快勝!フランスに7-1、4大会連続の冬季五輪出場に好スタート【女子アイスホッケー最終予選】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月6日 17時32分
-
[ゲキサカ×高校選抜候補]市立船橋GKギマラエス・ニコラス「日本、そして海外で活躍できるゴールキーパーになる」
ゲキサカ / 2025年1月30日 13時15分
-
独特のヘアースタイルにファンタジックなデッサンも!?「理美容甲子園」で札幌の学生がダブル金賞
HTB北海道ニュース / 2025年1月13日 19時2分
ランキング
-
1下水道管内に安否不明男性の勤務先車両、捜索開始は3か月後の見通し…男性は車両内の可能性
読売新聞 / 2025年2月12日 0時20分
-
2埼玉・八潮の陥没 運転席近くを掘削へ 救助に向け、完了まで3カ月
毎日新聞 / 2025年2月11日 20時0分
-
3福島市土湯温泉の雪崩、客や旅館従業員ら62人がまだ孤立…あす以降ヘリでの救出検討
読売新聞 / 2025年2月11日 20時0分
-
4明日の関東は沿岸部で南風が強まる 強風エリア広がれば春一番も
ウェザーニュース / 2025年2月11日 17時30分
-
5石破・トランプ会談「成功」評価に欠ける重要視点 目先の問題は回避されたが100点満点ではない
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)