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広島駅周辺にアパホテルが続々と開業! 「広島を盛り上げていきたい」 進出の狙いとは!?【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビ ニュース / 2024年6月21日 0時7分

広島テレビ放送

広島テレビのアナウンサーが気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。宮脇靖知アナウンサーが、広島駅周辺で建設が進むアパホテルについてをお伝えします。

(緑)開業している場所/(赤)今後開業予定の場所

広島で展開するアパホテルの開業している場所と、今後開業予定を地図で見ると、全部広島駅周辺にあり、街中にはないことが分かります。

アパグループ社長兼CEO 元谷一志さん

全国およそ800以上のホテルを展開するアパホテルが、広島駅周辺にホテルを建設する狙いについて、社長の元谷一志さんに話を聞きました。

■アパグループ社長兼CEO 元谷一志さん

「広島が政令指定都市20ある中でですね、非常に勢いがある市であるということと、今、駅前再開発でかなり人が動いていることもございますし、エリアで面を取るという政策を取っておりますので。」

広島駅周辺にアパホテルが集約する理由は…?

5月に工事が始まった2028年開業予定のアパホテル&リゾート「広島駅前タワー」は、広島駅とつながる地上32階の超高層タワーで、屋上に展望プールを設けるほか、全600室を備えます。7月には広島駅の北口に、294室を備えた「広島駅前新幹線口」がオープン。10月にはマツダスタジアムへと続くカープロード沿いに「広島駅前スタジアム口」を開業する予定です。また、県内最大700室以上を備える「広島駅前大橋」に加え、その向かいにある「広島駅前」ホテルを秋に改修することで、県内のホテルチェーンとしては初めて2000室を超えます。

現時点で2000室以上の部屋数を予定しているが…!

■アパグループ社長兼CEO 元谷一志さん

「札幌、仙台、広島、福岡の中で、仮に1ヶ月間ずっと満室だとしたら、単価はいくらになるかという指標があるんですけれども、その指標トップの数字をこの札幌・仙台・広島・福岡の中で上げてるっていうことは、まだホテルの数が足りないっていうふうに見えます。そういった面においては、私の見立てとしては3000室ぐらいまではいけるんではないかなというふうに見ております。」

アパホテルが広島で存在感を出すためには…?

一方で、2027年には広島駅前に国際的なホテルチェーン「voco広島」が、中区三川町には「マリオットホテル」と、外資系ホテルのオープンが予定されていることについては…

■アパグループ社長兼CEO 元谷一志さん

「競争というよりは、共同してやっていきたいなと思うんですけれども、価格帯によっても当然私どもが狙う層と、マリオットさんが狙う層とちょっと違います。vocoさんも違うと思うのでですね、私どものマーケットの中でしっかり存在感を出して、共同して広島を盛り上げていきたいというふうに思っております。」

広島テレビ 宮脇靖知アナウンサー

アパホテルが調べたホテルの部屋数を見ると、広島県内では現段階で東横インが最も多く、その後にルートイン、アパホテルと続きます。しかし、2028年にかけて、県内初の2000室を超えることになり、一気に序列が変わることになります。

宿泊客が増え、雇用の確保ができるので、経済の活性化につながる

アパホテルは『ドミナント戦略』という、集中的に1ヵ所に出店する戦略を取っています。ポイントは3つあります。1つ目は、客室数が多いので、価格支配権があることです。大きな学会の開催時など、まずアパホテルに予約が入ることで、価格決定権があることが強みだそうです。2つ目は、強気の予約が可能なことです。ホテルは100室以上のキャンセルを見越して、オーバーブッキングをしています。万が一、キャンセルが出ずオーバーブッキングをしても、周辺のホテルで賄うことができると言います。3つ目は、備品を共有できることです。枕の共有や清掃、シーツ交換などを一気に大量に行うことで、経済的にも効率が良く、また、地方務めを希望する場合には、働き口がまとまっていることから、雇用もしやすくなります。

インバウンドにも期待できそう

アパホテルが広島の経済に、どのような影響をもたらすのでしょうか。社長の元谷一志さんは「旅行者など日常的に動く人を『昼間人口』と捉え、定住者と比べると、旅行者は買い物や少し贅沢な食事をするなど消費額が多く、定住人口が減ったとしても、ホテルを利用することで、広島の経済の活性化に繋ぐことができる」と話します。広島は観光に来ても、滞在して宿泊者が少ないことが課題であり、ホテルが数が増えることで、広島での滞在に期待が寄せられます。また、アパホテルを利用する観光客の30%が訪日客で、今後もさらに上昇すると見込んでいます。

広島の名物が、また1つ増える!

アパホテルは、広島で新たな挑戦を試みています。カープロード沿いに10月に開業する『広島駅前スタジアム口』の門が、アパホテル初の赤になります。広島の街に溶け込むような、遊び心含めた仕掛けをしています。

「広島を訪れたからこそ味わえるグルメを提供したい!」と話す元谷社長

さらに、地元の人だからこそ知る『新京のカレー汁』や『せんじがら』など、レストランでこのような広島グルメを取り扱うことで、「また来てほしい」という思いを繋げていきたいそうです。

広島駅周辺にとどまらず、さらなる拡大を目指す!

広島を中四国エリアの観光の拠点とし、広島から旅行をしてもらいたいという思いと、さらに広島県東部や、八丁堀から袋町エリアの広島市中心部にも拡大していきたいということです。これからのアパホテルの快進撃にも注目です。

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