野球部の練習中に頭を打ち中学生死亡 専門家「意識はっきりしても安心できず」 広島・廿日市市
広島テレビ ニュース / 2024年6月24日 18時52分
広島県廿日市市の中学校で、野球部の練習中に生徒が頭を打ち、その後、死亡しました。専門家は頭のケガについて「意識がはっきりしていても安心できない」と話します。
事故が起きたのは今月11日。廿日市市の大野東中学校で、フライをとろうとしていた男子生徒がほかの生徒と衝突。男子生徒は頭を打ち、病院を受診したあと、その日の夜に容体が急変し、17日に死亡しました。
■廿日市市教育委員会 生田徳廉教育長
「亡くなられた生徒本人と、ご遺族の皆さんに心よりお詫び申し上げます」
廿日市市教委によると、事故直後は養護教諭が生徒の頭に赤みがあるのを確認。しかし出血もなく、自力で歩ける状態だったため救急車は要請しませんでした。
事故のあった中学校が救急車を要請する際の8項目の基準です。意識障害やショック症状の持続など、全てに当てはまらなかったということです。
頭のケガの危険性について専門家は。
■荒木脳神経外科病院 荒木勇人 院長
「頭を打って怖いのは頭の中に出血を起こすこと。大きな後遺症を残したり、命に関わる危険があるので1~2日は慎重に経過をみないといけない」
意識がはっきりしていても安心できないと話します。
■荒木脳神経外科病院 荒木勇人 院長
「頭痛や吐き気がある場合には、 遅れて頭に出血を起こす危険もあるので、その時も意識があるからと安心せずに、専門の病院をすぐに受診することが大切だと思います」
今回の事故について廿日市市教委は、安全への配慮が不十分だったとしており、今後は、専門家による調査委員会を設置する方針です。
【2024年6月24日放送】
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