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【特集】パリコレにたこ焼き!? 広島の老舗が手掛けた異色のコラボ 『粉もん文化』をヨーロッパに定着させたい社員に密着

広島テレビ ニュース / 2024年7月10日 18時49分

広島テレビ放送

世界最大級のファッションイベント「パリコレ」と「たこ焼き」の異色のコラボが実現です。手掛けたのは、広島市に本社を置く「オタフクソース」。海を渡り『粉もん文化』を広めようと奮闘する社員に密着しました。

オタフクソースのパリコレへの出店は2回目だが、たこ焼きは初!

フランス・パリで行われた世界最大級のファッションイベント「パリファッションウィーク」通称「パリコレ」のランウェイに登場したのは、なんと「たこ焼き」。「パリコレ」との異色のコラボが実現です。

「おかわり」を求める人も!

手掛けたのは、広島市に本社を置く「オタフクソース」のパリ支店長・朝倉圭輔さんです。

■オタフクソース パリ支店 朝倉圭輔支店長

「すごく反応いいです。みんなおいしいおいしいって何回も戻ってきてくれるので。」

オタフクソース初のヨーロッパ支店が、食の都・パリに!

朝倉さんがパリ支店に着任したのは、およそ1か月前です。オタフクソースは6月、初めてのヨーロッパ支店を食の都・パリに設立。駐在員はたった1人、広島出身の朝倉さんです。

■オタフクソース パリ支店 朝倉圭輔支店長

「準備期間が長かったので、やっとこのスタートに立てたなという気がしています。結構今、広島、フランスから来られるお客さん、観光客もたくさん来るので、結構興味持っていただけてると思うんで。」

連日、多くの観光客がお好み焼きづくりを体験している

広島市にあるお好み焼きを体験できる施設「オコスタ」には、連日、海外から多くの観光客が訪れています。2024年3月には、イギリスのオックスフォード英語辞典に「takoyaki」「okonomiyaki」が追加され、関心が急速に高まっています。

日本食の店に、ソースを使ってもらえるように働きかけている

食の都・パリを拠点に活動を始めた朝倉さん。3年後にはヨーロッパでの売上を現在の2倍、10億円にする目標を掲げます。

■オタフクソース パリ支店 朝倉圭輔支店長

「本当にパリは歴史があって文化もしっかりしているところなので、お好み焼きすっと入っていくとは思わないんですけど、地道に食べていただいて、そこをいかに文化に落とし込んでいくかここからやっていきたいなと思っています。」

しかし、ヨーロッパにある「粉もん」の店は多くはありません。オタフクソースの調べでは、たこ焼きは10店舗、お好み焼きの店と合わせても44店にとどまります。

パリにたこ焼き店をオープンした理由は…?

この日、朝倉さんが訪れたのは、「Restaurant Mayutako」。大阪出身の秋田さんがオープンしたばかりのたこ焼き店です。

■まゆたこ 秋田真由美オーナー

「好きなパリと好きなたこ焼きが合致して、もう本当に単純な理由で、パリでたこ焼き屋をしたいっていうことで。」

秋田さんは、オタフクソースが開いたセミナーを受け、わずか半年でオープンを果たしました。

オタフクソース紹介のメーカーから取り寄せた

お店の鉄板は、オタフクソースが紹介した広島のメーカーのものです。

■オタフクソース パリ支店 朝倉圭輔支店長

「たこ焼き器っていうと本当ないので。皆さん苦労されて、日本から持ってくる。」

初めて食べるという女性客。熱々のたこ焼きを豪快に一口で…!

■まゆたこ 秋田真由美オーナー

「日本の方とか大阪の人はパクっと入れるとちょっと熱いので、絶対しないんですけど、こっちの人はパクッと入れちゃうから、最初にもうそれだけを注意するんですよ。」

こちらの店では、8個入りで1300円ほど。

■フランスに住む女性は…

「すごく熱い。甘くて、酸味があってまろやかでもあります。とてもおいしい。」

■フランスに住む男性

「フランス人は新しい味を発見するのが好きです。これはいいスタートを切って、定着するかもしれません。」

ランウェイのど真ん中に、たこ焼き店が!

そんな「takoyaki」熱を広めようと、朝倉さんが目をつけたのが「パリコレ」です。世界的ファッションブランドのファッションショーに「たこ焼き」の屋台を出店。その場所は、ランウェイに囲まれたど真ん中です。見慣れない食べ物に、モデルも観客も興味津々です。

たこ焼きは、モデルにも観客にも大好評!

■モデルは…

「とてもおいしくて気に入りました。風味豊かで食感も非常にいいですね。」

「食べるのは初めてですが、すでに大好きになってしまいました。」

■観客は…

「食感は濃厚。おいしい。」

「非常に独特。ものすごくおいしい。口の中いっぱいに味が広がっている。」

ヨーロッパでの『粉もん文化』定着を目指す!

会場の人たちの反応は上々で、朝倉さんも手ごたえを感じています。

■オタフクソース パリ支店 朝倉圭輔支店長

「すごい反響いただいています。うれしい限りです。初めてタコ食べるという方も多いみたいで、まだ食べた事ないんで疑心暗鬼になりながらも食べたら美味しいんで、喜んでもらえてます。我々の育ててきた『粉もん文化』をヨーロッパ全体で広げていって、皆さんが日本食として『粉もん文化』を知ってもらえたらと思います。」

食の都・パリの人々の舌を魅了した、日本の『粉もん』。ヨーロッパでの定着を目指し、朝倉さんの奮闘は続きます。

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