妹を思い続ける被爆者・植田規子さん【NEVER AGAIN・折り鶴プロジェクト】
広島テレビ ニュース / 2025年1月24日 19時27分
広島テレビの被爆80年に向けた取り組み『ネバーアゲイン』のひとつ「折り鶴プロジェクト」。今も妹を思い続ける被爆者・植田規子さんです。
広島市内に住む被爆者の植田規子(うえだ・のりこ)さんは、原爆の犠牲となった妹・睦子(むつこ)さんにお茶を供えるのが、毎朝の日課です。
■植田規子さん
「妹がお水やお茶が飲みたかっただろうなと思って、毎朝お茶をあげます。」
三姉妹の長女と二女。二人は、広島第一高等女学校(現・広島県立広島皆実高校)に通っていました。あの日、学徒動員で向かった場所が、二人の明暗を分けました。
■植田規子さん
「私は1.8キロのところだったからね。しかも、観音中学の2階建ての建物で、爆風がかなり防がれたと思うしね。本当にいた場所がよくてラッキーだったねと思う。」
睦子さんは、爆心地からおよそ700メートルの土橋地区で被爆。焼け跡から制服だけが見つかりました。
■植田規子さん
「妹と仲良しだったのよ、私は。それが行方不明になってね、死んでしまってね、本当に私は悲しい。思い出すたびに泣ける。1番仲良しだったの。」
折り鶴を折るのは久しぶりという植田さんが、折り鶴に込めたメッセージとは。
■植田規子さん
「みんなが幸せにニコニコして暮らすのがいちばん。ご飯がおいしくて。ラッキーねえ、ラッキーねえ。みんながラッキーだといい。」
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