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新広島駅ビルの映画館 広島初導入の上映システム

広島テレビ ニュース / 2025年1月31日 19時1分

広島テレビ放送

開業まで50日余りとなったJR広島駅の新駅ビルについてです。駅ビルに入る映画館に広島で初となるスクリーンが導入されることが31日、発表されました。その設置作業に広島テレビのカメラが入りました。

3月開業の新駅ビルに入る映画館「MOVIX広島駅」。運営会社は31日、広島初となるスクリーンの導入を発表しました。

公開されたのは「3面ライブスクリーン」と呼ばれる上映システム。約340インチのスクリーンを正面とその左右に配置。

高い臨場感で、映画のほかに音楽ライブやミュージカルなども上映可能といいます。

県内には14の映画館があり、そのうち広島市近郊は8館が営業する激戦区。今回のスクリーン導入は大きな目玉です。

現場を指揮するのは特撮映画が好みという高橋将晃さん。これまで大阪や熊本の映画館立ち上げに携わってきました。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「3つのスクリーンになるんですけども。左と右側のスクリーン。動くスクリーンなんですけど。他の映画館には全くないような」

9つのシアターに合わせて1300以上の座席を備えた映画館。12月、スクリーンの張り付けが始まりました。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「じゃあいきますね。このまま。はい、お願いします」

スクリーンは劇場ごとに特注で作られます。専門の技術を持った作業員が紐で固定。細かい調整が続きます。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「表面は我々は素手で触ったりできないんですよ。手の油とかついちゃったりして分かっちゃうんですよね。変に光っちゃたりするので。だからスクリーンは張った後は我々も触らないし触れない。繊細なんですよね」

光を当てながら出来映えを細かく確認します。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「ぱっと見で汚れも傷もないので良かったです。こればっかりは張ってみないと分からないことが多いので」

よく見るとスクリーンには小さな穴が。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「スクリーンの後ろにスピーカーがあるので、その音を通すために穴を開けているんです。」

1面の仕上げにかかるのは約2時間。匠の技によってシワひとつ無いスクリーンが形となっていきます。

2日に渡った張り付け作業はトラブルもなく無事終了。左右のスクリーンも問題なく動くことが確認できました。

並んだ3つのスクリーンは幅22.5メートルの大迫力です。2か月を切ったオープン。見据えるのは、その先です。

■松竹マルチプレックスシアターズ 高橋将晃さん

「オープンして終わりじゃなくてその後もまだ進化し続ける映画館であり続けたいという風に思っていますので、いつまでもお客様に愛していただけるような映画館。地域ナンバーワンを目指したいですね」

【2025年1月31日放送】

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