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河合優実主演『ナミビアの砂漠』カンヌ版予告編解禁! 追加キャストに金子大地、寛一郎

クランクイン! / 2024年5月2日 10時0分

映画『ナミビアの砂漠』カンヌ版ポスター

 河合優実が主演する山中瑶子監督の映画『ナミビアの砂漠』より、カンヌ版予告編とポスターが解禁。追加キャストとして金子大地、寛一郎らの出演が発表された。

 わずか19歳という若さで撮影・初監督した『あみこ』(2017)がPFFアワードで観客賞を受賞、第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待され、香港国際映画祭やカナダのファンタジア国際映画祭など各国の映画祭で話題をさらい、坂本龍一もその才能に惚れ込んだ山中瑶子。あれから7年、本作は山中監督の本格的な長編第1作となる。

 主役に抜てきされたのは、テレビドラマ『不適切にもほどがある!』でも高く評価された河合優実。公開当時学生だった彼女は、『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行った。新時代の若き才能あふれる2人の夢のタッグが実現した本作は、5月14日より開催されるカンヌ国際映画祭監督週間に正式出品が決定している。

 今回解禁となったカンヌ版ポスターには、謎のピンクの背景に河合演じる主人公カナの後ろ姿が映っている。ここはどこなのか、彼女は笑っているのか、泣いているのか。私たちの想像を掻き立てるビジュアルだ。

 21歳のカナは自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだ。カンヌ版予告編では、疾走するカナ、弾けんばかりの笑顔、怒り、虚無…。カナの爆発寸前のエネルギーをみずみずしく、そして魅力的に演じる河合の真骨頂ともいうべき姿が見て取れる。

 さらに、追加キャストも発表された。カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシを演じるのは金子大地。カナと同棲し、身の回りの世話をやく恋人・ホンダを演じるのは、寛一郎。金子と寛も、山中瑶子監督、河合優実とともにカンヌ国際映画祭に出席する。

 金子は「いつかご一緒したかった山中監督、そして河合さんを始めとする素敵なキャスト、素晴らしいスタッフさんとこの作品が作れたこと、そしてその作品をカンヌで世界の方に観ていただけること、自分がどれだけ恵まれているかということをつくづく感じます。カンヌをきっかけに1人でも多くの方にこの作品を観ていただけるかと思うと興奮が醒めません。自分にとって大切なこの作品が多くの人に届きます様に。宜しくお願いします!」とコメント。

 寛一郎は「生々しくシュールでシニカル、だけどチャーミング。監督、脚本、役者、スタッフの皆さんが素晴らしく。今までにあるようでなかった映画になっていると思います。そして嬉しいことに、この作品がカンヌ映画祭で上映されることが決まったとのこと。今日の日本の若者の恋愛観や物語の展開に、海外の皆さんがどう反応してくれるのか楽しみです」としている。

 そのほか、カナを取り巻く面々として新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁らが出演する。

 映画『ナミビアの砂漠』は、本年公開予定。

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