“ビートルズを解雇された男”が語るザ・ビートルズの前日譚 『ザ・ビートルズの軌跡』特報&場面写真解禁
クランクイン! / 2024年5月17日 12時0分
ザ・ビートルズの前日譚(たん)をつづるドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』(7月5日公開)より、特報と場面写真が解禁された。
1970年に解散し、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン亡きあとも、アルバムやAI技術を借りて新曲を発表し話題を集めるなど、時代を超えて世界中で愛される伝説のロックバンド、ザ・ビートルズ。
本作は初期のビートルズが出演していたリヴァプールのクラブ「ジャカランダ」のオーナーで、1960年そして61年に彼らのハンブルク巡業を手掛けた興行主アラン・ウィリアムズさん(2016年12月30日死去)が、当時美大生だったジョンとスチュアート・サトクリフに女子トイレの修繕の仕事を頼んだ時の回想から始まる。
さらにメジャーデビュー直前に突然解雇されたドラマーのピート・ベストがビートルズを追い出された日やその過程などについて自ら詳細に語るほか、ビートルズ全作品をプロデュースしたジョージ・マーティンに乞われデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」のレコーディングにリンゴ・スターの代わりに参加したアンディ・ホワイト、初期から『ラバー・ソウル』までのチーフ・エンジニアを務めたノーマン・スミスら、初期のビートルズをよく知る男たちの証言からビートルズが成功するまでの軌跡をたどる。
ハンブルク巡業、リヴァプールの席巻、当時英国最大のレコード会社であったデッカ・レコードのオーディションの失敗、さらにメンバー交代劇など紆余曲折の末、62年「ラヴ・ミー・ドゥ」でメジャーデビューするまでを、当時のテレビ番組のパフォーマンス映像やコンサートの模様などを交えて、彼らの創造性やスターダムを上りつめていく過程を検証していく。
監督は、数多くの音楽ドキュメンタリーやCD制作を手掛け、『Dinosaurs Myths & Reality(恐竜の神話と現実)』(1995)をプロデュースしエミー賞を受賞した、ボブ・カラザーズが務める。
特報は、当時全米で絶大な人気を誇っていた番組『エド・サリバン・ショー』で、ビートルズが華々しく演奏する映像からスタート。続いて、ビートルズの初代ドラマーだったピート・ベストが「なぜビートルズを辞めたんですか?」と問われ、「追放時に言われた理由は『リンゴのほうが腕がいい』だった」と語る姿や、広報担当のトニー・バーロウが「ジョンは言っていたよ。『ピートは素晴らしいドラマーで、リンゴ・スターは“グレート・ビートル”だと』」と振り返る姿、初代マネージャーのアラン・ウィリアムズさんが「私とビートルズの間でやり取りされた最初のお金は、トイレの修繕代なんです」と語る姿などを収めている。
場面写真は17点。ビートルズのメンバーのほか、ピート・ベスト(元ドラマー)、アラン・ウィリアムズさん(興行主)、初代ベーシストだったスチュアート・サトクリフさん、トニー・ブラムウェル(ツアーオーガナイザー)、トニー・バーロウ(広報担当者)、ノーマン・スミス(エンジニア)、アラン・クレイソン(ポップス歴史学者)、アンディ・ホワイト(セッション・ドラマー)など、本作に登場する人々を捉えている。
また今回、全国共通特別鑑賞券(税込1500円)の、公式サイト及び一部の劇場販売限定の特典として、マグネット(サイズ50mm×50mm)4種(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が付くことが発表された。購入者は4種の中から1種選ぶことができる。
映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』は、7月5日より全国順次公開。
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