『THE MOON』初のメイキング映像＆ド・ギョンスのインタビュー公開「恐怖や孤独について、監督と対話を重ねました」

映画『THE MOON』メイキングカット

　ソル・ギョング、K‐POPグループ・EXOのド・ギョンス、キム・ヒエが共演、『神と共に』シリーズのキム・ヨンファ監督によるSF映画『THE MOON』より、キャスト&スタッフインタビューを収めたメイキング映像が解禁された。

　本作は、『ペパーミント・キャンディー』ほか韓国映画界を代表するベテラン俳優ソル・ギョング、人気TVシリーズ『夫婦の世界』での熱演が記憶に新しいキム・ヒエらが名を連ねているほか、ド・ギョンスが、『神と共に』に続きキム・ヨンファ監督作で兵役後初の映画出演を果たす作品。

　月面の有人探査を叶えるべく、3人のクルーを乗せた韓国の有人ロケット・ウリ号は宇宙へ旅立った。しかし月周回軌道への進入を目前にしながら太陽風の影響で通信トラブルが発生し、修理中の事故によりクルーの命が失われる。唯一残された新人宇宙飛行士ソヌ（ド・ギョンス）を生還させるため、5年前の有人ロケット爆発事故の責任を取り組織を去った当時の責任者ジェグク（ソル・ギョング）が宇宙センターへ呼び戻される。

　一方、仲間の遺志を継ぐ決断をしたソヌは、重大な危機に直面しながらも月面への着陸を成功させる。僅かな救出の可能性に懸けて地上スタッフが奔走するなか、果たして彼は再び地球の大地を踏むことができるのか。

　この度、キャスト&スタッフのインタビューや、撮影の裏側などを収めたメイキング映像が到着。

　「アクション！」という声に続き、新人宇宙飛行士・ソヌ役を演じたド・ギョンスが「1人の男が、事故で宇宙に取り残されます」と語る姿から始まる。ド・ギョンスは共演のソル・ギョングについて「傑出した俳優だと憧れてきました。共演できるだけでとても光栄です」と尊敬をにじませ、役作りについては「1人取り残されたソヌの恐怖や、孤独について監督と対話を重ねました」と語っている。

　宇宙に取り残されてしまったソヌを、地球から救出しようと奮闘するスタッフ・ジェグク役を演じる名優・ソル・ギョングは、「隊員が宇宙に取り残されたと聞き、彼を救出しようとジョググは現場復帰します。彼らの死闘と感動を描いています」と、自身が演じた役柄について紐解いている。

　キム・ヨンファ監督は「広大な宇宙を描いただけではない、赦しの物語です」と作品に込めた想いを説明。ド・ギョンスについては「ド・ギョンスさんは、柔和な印象ですが、力強い表情を見せます。ずっと宇宙服姿でした。大変だったはずです。数十キロの宇宙服を着て、閉鎖空間での見事な演技は賞賛に値します」と絶賛。さらに美術監督のホン・ジュヒも、ド・ギョンスを「演技力があり運動能力も高い俳優と出会えて幸運でした」と称えている。

　なお本映像内では、ド・ギョンスが宇宙服を着用する瞬間から、重い衣装を背負いながら空中浮遊に挑むメイキングシーンのほか、精悍な顔つきで「宇宙隊員ファン・ソヌに、もう一度任務を」と決意表明する本編映像も確認することができる。

　映画『THE MOON』は、7月5日より全国公開。