日向坂46・高本彩花、初写真のため体づくり「理想の体型」に 最初で最後の“ひなた坂46”ライブへの思いも
クランクイン! / 2024年6月15日 11時30分
日向坂46の11thシングル「君はハニーデュー」の活動をもって、グループからの卒業を発表した高本彩花。そんな彼女にとって、「アイドル人生の最後の夢」だったという1st写真集『僕の記憶の中で』(光文社)が6月18日に発売される。水着やランジェリー姿も収められた本作では、自身の「理想の体型」を目指すため、撮影の半年前から体づくりに励んだという。また、卒業を迎える高本にとって、最初で最後となる“ひなた坂46”ライブへの思いを尋ねると、力強い言葉が返ってきた。
■撮影に向けて体づくり「理想の体型」に
――写真集の発売が決まった際、「アイドル人生の最後の夢」だったとブログに書かれていました。それだけ思いが強かったのでしょうか?
高本:アイドルとして活動していて、グループのいろんなメンバーが写真集を出しているのを見て、“いつか私も”という気持ちが強くなっていったんです。これまでいろいろな夢を実現することができたんですけど、写真集は絶対に最後にかなえたい夢でした。
――これまでにかなえられた夢というのは?
高本:1つは専属モデルです(※2019年から「JJ」専属モデル)。小さい頃からモデルさんへの憧れも強くて、アイドルという夢に加えて、専属モデルというまさかの夢もかなえることができました。もう1つは、ランウェイを歩くこと。思いを願ったり、口にすることで、この2つの夢がかなったので、写真集についてもいろいろなところで思いを口にしていました。「やっぱり無理かな…」と思った時期もあったんですけど、気持ちは伝え続けていて。今こうして夢がかなったので、諦めなくてよかったです。
――そんな思いの込もった本作ですが、タヒチと東京で撮影。「アイドル人生の集大成として、この写真集撮影のためにできることを最大限努力して撮影に挑みました」と明かしていましたが、どんな準備を?
高本:とにかく撮影までに体を仕上げられるように頑張りました。撮影の半年前からジムに通い始めてトレーニングを習慣付けて、ツアー中(Happy Train Tour 2023)も週3ペースでジムに通って。1ヵ月前からは食事制限もしました。写真で見たときに体のバランスがきれいに見えるよう意識して、体づくりをしたんです。
――実際にできあがった写真を見て、思い描いていたような体型にはできましたか?
高本:できる限りのことはしたんですけど、撮影中は不安もありました。でもこうして写真を見ると、自分の理想の体型になれたと思います。頑張って鍛えてよかったです。
――努力もあって、水着やランジェリーカットでは美しい姿が収められていますが、撮影では緊張も?
高本:黒い水着を着てプールで撮影したのがタヒチでの初日の夜で、最初はめちゃくちゃ緊張しました。でも一度撮影してしまえば、全然緊張しなくなって。着替えるときも“裸で歩けるんじゃないか”というくらい(笑)。それくらい殻を破れました。
――それは一気に殻を(笑)。東京では愛犬のちぇりちゃんとの撮影もしました。
高本:写真集でちぇりと撮影するのも夢でした。卒業した潮紗理菜ちゃんから、私が写真集を撮るときは「絶対ちぇりちゃんと撮ったほうがいいよ」と言われたのがきっかけだったんです。ちぇりと一緒に撮影できるのが本当にうれしくて、ずっと癒やされながらの撮影でした。同じパジャマを着てフードを被っている写真がお気に入りの1枚です。
――撮影中、ちぇりちゃんはどんな様子でした?
高本:撮られることに慣れていないから、なかなかじっとしていられなくて。しかも体力がないからすぐ疲れちゃって、おじいちゃんみたいな顔になっちゃうんです(笑)。だから写真の中には「ちぇりの顔がおじいちゃんみたいだから…」と、ほかのカットに変えていただいたものもあります(笑)。
――(笑)。改めてできあがった写真集を見ていかがですか?
高本:すごく良いものができたという気持ちでいっぱいです。ちぇりもそうですし、着たいお洋服も決めさせていただいて、願いをたくさんかなえてくださいました。本当に宝物のような1冊に仕上がっていると思います。
■8年間共に過ごした一期生へ、卒業前に伝えたい思い
――卒業についても伺いたいのですが、ことし3月に、11thシングル「君はハニーデュー」の活動をもってグループを卒業すると発表。卒業は2年前くらいから考えていたそうですが、何かきっかけがあったのでしょうか?
高本:けやき坂46時代からの夢だった東京ドームライブ(2022年3月開催の「3回目のひな誕祭」)が終わって、すごく達成感を感じたんです。夢がかなって、“やりきった”という気持ちになったのがきっかけでした。それからはグループを客観的に見るようになったというか。私がいなくても日向坂46は輝き続けるし、自分が卒業することで後輩たちに譲れるものがあるならその方がいいと考えるようになったんです。
――決断するまでには迷ったり悩んだりすることもあったのでは?
高本:そうですね。家族はもう少し私のアイドルとしての姿を見たい気持ちもあったみたいで、そういう思いも聞いていましたし、私はさっきお話しした写真集への思いもあって。
――メンバーに相談したりは?
高本:ツアーでホテルの部屋がよく一緒になる佐々木美玲には、考えていることを伝えたこともありました。でもこの2年間で卒業するメンバーも増えて、メンバー間でも察するというか。それからは自分から卒業の話はしないようにしていました。
――なるほど。佐々木美玲さんもですが、一期生の皆さんとは8年間、活動を共にしたわけですが、高本さんにとって一期生はどんな存在なんでしょう?
高本:家族のような存在です。家族って一緒にいて気を遣うことがないじゃないですか。だから、最近だとなっちょ(潮紗理菜)も京子(齊藤京子)も卒業しちゃって、今までのかけがえのない日々に改めて気付かされるというか。言葉にしなくてもみんなの考えていることが分かりますし、心でつながっている感じがあります。
――そんな一期生に卒業前に伝えたいことはありますか?
高本:「私は卒業してしまうけど、みんなが卒業するときのきれいな姿を楽しみにしてるよ」という気持ちです。もちろんみんな今後も活躍すると思うけど、いつかは卒業もすると思います。そのときは絶対に駆けつけるし、離れ離れにはなるけど、「私もずっと日向坂46の一期生だよ」と伝えたいです。
■最初で最後の「ひなた46」ライブへの思い
――7月には11thシングルのアンダーメンバー「ひなた坂46」による「11th Single ひなた坂46 LIVE」が控えています。2日目には卒業セレモニーもあり、高本さんにとっては最初で最後のひなた坂46のライブになりますね。
高本:今回のシングルから選抜制になって、「ひなた坂46」が生まれた瞬間から、絶対にアンダーライブをやるべきだと思っていて。どうしても活躍の場が減ってはしまうので、メンバーの“希望”になるものとして、ライブをやりたいという気持ちがすごくありました。乃木坂46さんも櫻坂46さんもアンダーライブやBACKS LIVEをされていて、ファンの方の応援もすごく熱いです。その雰囲気はグループ全体のライブとはまた違うと感じていて。私は今回でいなくなってしまうんですけど、これからもいいライブを続けていけるように、ひなた坂46の“強さ”を見せられるようなライブにしたいと思っています。
――期待しています。卒業後になりますが、9月には「ひなたフェス2024」を宮崎県で開催します。宮崎県といえば、高本さんの名言「私ビックリしました。空が上にあって」が飛び出した地なので、高本さんがいないのはファンも寂しいと思います。ちなみに観に行く予定だったりは…。
高本:みーぱん(佐々木美玲)は地方でホテルの部屋がずっと一緒だったのもあって、「宮崎来ていいよ、私の部屋に泊まっていいよ」と言ってくれていて(笑)。私も宮崎県にはたくさんお世話になったので、観に行きたいです。今たくさんの方がフェスのために動いてくださっているので、私も卒業まではフェスのために力を尽くしたいと思います。
――今月は「日向坂46時間TV」もありますし。宮崎県は名言がたくさん生まれた地ですからね。
高本:そうなんです。聖地巡礼したいです(笑)。
(取材・文:堀タツヤ 写真:山田健史)
日向坂46・高本彩花1st写真集『僕の記憶の中で』は光文社より6月18日発売。価格は2640円(税込)。
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