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『杖と剣のウィストリア』天崎滉平&関根明良&天野聡美が語る、大きな壁を乗り越える秘訣とアフレコの裏側

クランクイン! / 2024年7月6日 12時0分

テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』インタビューより(左から)関根明良、天崎滉平(※「崎」の正式表記は「たつさき」)、天野聡美

 TBS系全国28局ネットにて7月7日より毎週日曜16時30分放送となるテレビアニメ『杖と剣のウィストリア』。本作は、「別冊少年マガジン」(講談社)で連載中のファンタジー。魔法至上主義の世界で、魔法がまったく使えないウィルが魔法学院に入学し、周囲から蔑まれながらも一人前の魔導士を目指していく。この度、主人公・ウィル役の天崎滉平(※「崎」の正式表記は「たつさき」)、エルファリア役の関根明良、コレット役の天野聡美にインタビュー。作品やキャラクターの印象、アフレコ裏話のほか、大きな壁に直面した際の3人の対処法を聞いた。

■『ダンまち』の大森藤ノが描く、個性豊かなキャラクターたち

――大ヒット作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノ先生が原作を担当する本作。最初に物語に触れた際の印象は?

天崎:物語の素晴らしさはもちろん、青井 聖先生の描かれる絵がとても美しく、読みにくさを感じる要素が一切なかったです。気づいたらどんどん先まで読んでしまうような本当に素晴らしい作品だと思いましたね。

天野:序盤のストーリーからグッと引き込まれ、絵も美しく、戦闘シーンの躍動感を感じました。なにより話がとても分かりやすく、深いんです。第1話から登場人物がたくさん出てくるのですが、関係性も明確に分かるため、物語の中に入り込みやすかったです。

関根:私はテープオーディションの際に、原作を読ませていただいたのですが、続きが気になって「もっと読みたい」と夢中になりました。「この作品に関わりたい!」と気合いが入りました。

――それぞれのキャラクターの印象、演じる際に意識していることは?

天崎:ウィルは魔法至上主義の世界で魔法が使えないハンデを抱えながらも、幼少の頃に交わした“約束”のために努力し続けられる精神力、困難に立ち向かえる勇気のある青年です。その“約束”は彼の行動の原動力にもなっているので、常に心に置いて演じています。

また、心の中が熱いキャラクターなので、モノローグでの喋りも「ONゼリフ以上に、“!”がついている部分を意識する」と、“熱さ”についてディレクションをいただきました。ウィルのそのような人柄をお芝居中も感じることがあり、隣で鼓舞してくれているようで、すごく心強いんです。

天野:コレットちゃんはウィルに対してとても真っ直ぐな思いを持った女の子です。彼女も魔法や勉強を頑張っていて強いのですが、彼に対しては可愛らしい反応も見せたりするので、そんなギャップも魅力的だなと思います。

とくに、ウィルに対して思いをぶつけている姿が素敵で、演じる際も「ずっと彼の隣にいたい」という気持ちを大切にしながら演じています。本当に愛おしさを感じるキャラクターですね。

関根:エルファリアちゃんはネタバレができないため、まだ謎の多い子だと思うのですが、とてもギャップのある子という印象があります。また、“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”として憧れられている存在のため、演じる際はその空気感、そして何よりウィルへの想いを大切に演じています。視聴者のみなさまには、ぜひ彼女のギャップをお楽しみいただけたら嬉しいですね!

――公式サイトのキャラ説明で「冷静そうに見えるが」と、少し匂わせていますよね(笑)。

天崎:若くして“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”になっているので、作中のみんなはエルファリアを「すごい人だ」って思っています。なので、みなさんもすごい人だと思って見てください(笑)。


■演じるキャラに近づきたくてアフレコ中にコスプレも!?


――演じるキャラとの共通点はありますか?

天崎:ウィルは芯が強く折れない心を持っていて、僕とは真逆のタイプです。共通点がない分、アフレコ中は少しでも彼に近づきたくて、同じような丸眼鏡をかけています。そのうち完全にコスプレをしてアフレコし始めるかもしれないので、そうなったら止めてください(笑)。

天野:私も似ていると思うところはないですね。どちらかというと、憧れる存在です。私自身、内向的なタイプなので、「自分の意思をみんなにちゃんと伝えよう」と人と接しているところが素敵だと思います。あと、彼女に近づきたいので、ちょっと髪を切って長さを寄せてみました。

天崎:関根さんも、一緒にコスプレどうですか?

関根:エルファリアちゃんは露出がすごいので……(笑)。

天崎:そっか、そういう問題もあるのか(笑)。

――関根さんはいかがですか?

関根:私も似ていると思うところはないのですが、収録の際、学院生活のシーンなど後ろからみていることが多く、エルファリアちゃんもこんな気分なのだろうなと思うことは多いかもしれません(笑)

――アフレコ現場はどんな雰囲気ですか?

天崎:楽しい現場ですね。大人数で収録していることもあり、それぞれグループになって喋ったりしています。僕はユリウス役の柿原徹也さんや、イグノ―ル役の河西健吾さんの隣にいることが多く、お2人とよくお話をしています。

ユリウスは物語の途中から登場するキャラクターなのですが、柿原さんがアフレコに参加されるようになってからは、より一層現場に活気が生まれたように感じます。何かしらの話題を投げてくださるので、それにみんなが反応したり、エドワルド役の遊佐浩二さんがツッコんで、みたいな(笑)。

関根:すごく学院感がありますよね。

天崎:それを見守る関智一さんとか(笑)。

――若手からベテランまで、年齢幅がある現場ですよね。

天野:私が1番後輩なので、その緊張もあったんですけど、先輩方がすごく和ませてくださるんです。話している間ももちろん楽しいですし、演技も硬くならずにできるようになってきました。

――やはり最初は緊張しましたか?

天野:めちゃくちゃ緊張しました! キャストのみなさんはもちろん存じ上げていましたし、演技を生で聴くことができ、感動しながら収録をしていて。とくにキキ役のいなせあおいさんとは隣になる機会が多く、ずっと至近距離で「どうしよう……」となっていました。いなせさんから「天野ちゃんいつまで緊張してるの~?」とほぐしていただくこともあったりで、最近は大丈夫になりました(笑)。


■大きな壁を乗り越える秘訣


――作品にちなんで、ウィルのように人生で大きな壁に直面した際、みなさんが大切にされている考え方はありますか?

天崎:僕は自分に甘く、すぐ心が折れてネガティブになってしまうタイプなので、お仕事の中で「今日失敗したな……」と大きく落ち込むこともあるんです。そんなときは、失敗を反省し、その経験を次に活かすためには何をしたらいいかを考えます。その後、美味しいご飯を食べたりなど、自分にいつもよりご褒美をあげて心の安定を保っていますね。自分に抗い続けても仕方ないなと感じるので、自分に甘い自分を許すことも大切だと思います。

天野:私は親や信頼する友人に相談して切り替えることが多いです。無理に元気になるのではなく、落ち込んだ自分を許容する時間を取るようにしています。

関根:とても素敵ですね。私もネガティブなタイプなので思い悩んでしまうことが多いのですが、どうしても行き詰まってしまったときは、周りの方に意見を求めるようにしています。「大丈夫」と言ってもらえた時は、どんなに自分では不安でも、信じて切り替えて前に走ってみようと。また、小さい頃から母に「壁にぶつかったときの対処法は1つじゃない。回り道をしたら階段やはしご、助けてくれる人がいるかもしれないからたくさん悩んで試してみなさい。その経験が次の壁を乗り越えるための手助けになるよ」と教えられていて。そんな考えを大切にしています。

――最後に作品の見どころとともに、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

関根:毎話カット数がとても多く、戦闘シーンなどスピードの早いシーンでは、台本のページめくりが間に合わないほどとても丁寧に、そして愛情深く表現してくださっている作品だと感じています。魅力的なキャラクターもいっぱいですし、またエルファリアちゃんがどんなギャップを持っているか、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!

天野:先生方も交え、本当に丁寧に作り上げましたので、原作ファンのみなさんにも満足していただける作品に仕上がっています。王道ファンタジーの壮大な世界観と学園モノの親しみやすさが融合していることはもちろん、多くの謎が残る展開で、最後まで見どころ満載です。ご期待ください!

天崎:原作ファンの方もアニメから入った方も楽しめる作品です。毎回見逃せないシーンだらけで、キャラクターに感情移入できるように作られています。ぜひ最終話まで追いかけていただきたいですし、みなさんにも『杖と剣のウィストリア』を盛り上げる一員として、たくさん拡散していただけますと幸いです!

(取材・文:伊藤吏玖 写真:吉野庫之介)

 テレビアニメ『杖と剣のウィストリア』は、TBS系全国28局ネットにて7月7日より毎週日曜16時30分放送。

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