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菅田将暉、ガンアクションに初挑戦 映画『Cloud クラウド』本ポスター&場面写真公開

クランクイン! / 2024年7月9日 12時0分

映画『Cloud クラウド』場面写真

 菅田将暉が主演し、黒沢清が監督・脚本を務める映画『Cloud クラウド』より、菅田が「何か」に銃をむける本ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

 本作は、『スパイの妻』(2020)で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢監督の最新作。憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラーだ。

 “転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井(菅田)。彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒は、ネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレート。誹謗中傷、フェイクニュース──悪意のスパイラルによってネット社会に拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく──。

 転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。

 今回解禁された本ポスターは、菅田演じる主人公・吉井が「何か」に銃口をむけているその横に、「(君も)狙われている」との文字が添えられた意味深なビジュアルだ。「“気がつけば標的”匿名の集団による“狩りゲーム”がはじまる──」というコピーは、知らず知らずのうちに、自分が狙われる側の人間になっていた怖さとともに、「見えない敵」の存在も感じさせる。

 本作で初めてガンアクションに挑戦した菅田は、撃たれる側の演技は経験したことがあったが、銃を撃つ演技ははじめて。かつてガンアクションを撮りまくってきた黒沢清監督による熱血指導を受けた、菅田の銃の扱い方にも注目だ。

 あわせて場面写真6点も解禁された。「狙われている」ことに気づきはじめて警戒する吉井、吉井と先輩の村岡がボードゲームをしている緊迫感あるカットなど、菅田演じる吉井の周りを取り囲む、登場人物たちの謎めいたシーンが切り取られている。

 また、7月12日から特典付きムビチケカードの発売が決定した。ムビチケカードは、海外用のポスタービジュアルと同様のデザインとなり、「WE ARE ALL UNDER A CLOUD(人は憎しみから逃れられない)」と英語コピーが記載されている。そして特典は、緊迫した様子で何かを一心に見つめる転売ヤー・吉井の横顔の上に浮かぶようにロゴがデザインされ、「NOTFOR SALE」の代わりに「NOT FOR RESALE」と記された、その名も「転売禁止 クリアファイル」となっている。

 映画『Cloud クラウド』は、9月27日より全国公開。

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