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瀬戸康史・宮澤エマ・戸塚純貴、『スオミの話をしよう』出演決定 キャスト勢ぞろいのポスター&予告も解禁

クランクイン! / 2024年7月9日 5時0分

映画『スオミの話をしよう』に出演する(左から)戸塚純貴、瀬戸康史、宮澤エマ

 長澤まさみが主演する三谷幸喜脚本・監督作『スオミの話をしよう』の追加キャストとして、瀬戸康史・宮澤エマ・戸塚純貴の出演が発表に。併せて、ポスタービジュアルと予告映像が解禁された。

 ミステリー・コメディーである本作は、前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷幸喜の映画最新作。主人公・スオミを演じるのは、長澤まさみ。三谷からの信頼は厚く、「いつか長澤さんと映画をやりたいと思っていた」と、本作への出演が実現。長澤の三谷映画への出演は、今作が初めてとなる。

 スオミの失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは、一癖も二癖もある5人の男たち。彼らは皆、スオミを愛した夫たち。血の気の多い庭師・魚山(遠藤憲一)、怪しげなYouTuber・十勝(松坂桃李)、情に厚い警察官・宇賀神(小林隆)、かなり神経質な刑事・草野(西島秀俊)、そして現在の夫で身勝手な芸術家・寒川(坂東彌十郎)。しかし、彼らが語るスオミは、見た目も、性格も、まるで別人のようだった。一体、スオミの正体とは?

 この度、物語のカギを握る3人のキーパーソン、スオミと5人の夫たちを取り巻く実力派キャストが解禁。スオミの4番目の夫・警察官である草野(西島秀俊)の有能な部下・小磯杜夫役を、瀬戸康史が熱演。ある時は、スオミのママ友。ある時はインテリアコーディネーターの女、スオミの行く先々に現れる神出鬼没な女・薊役には宮澤エマ。スオミの現在の夫である寒川(坂東彌十郎)の世話係・乙骨直虎役には、戸塚純貴。

 三谷は、瀬戸・宮澤について「瀬戸さんとエマさんは、今、僕の作品のテイスト、テンポ感を一番分かってくれている俳優さん。2人がいることで、他の俳優さんたちも“こんな風にやればいいんだ”ということが伝わったと思うので、僕にとっては、貴重な存在のお2人です」と信頼のコメント。

 戸塚については「乙骨役は、実は最後までなかなか決まらなかった役です。そんな時、僕が30年近く前に脚本を書いた『ヴァンプ・ショウ』(1992年初演/2022年再々演)という舞台の再々演を見に行ったら、当時古田新太さんがやられていた役を戸塚さんが演じられていて、それが素晴らしかったんです。この人はなんて面白いんだ! と思い、そこからすぐにお願いしました」と明かした。

 さらに、主要キャスト全員が解禁となった本作のポスターが解禁。ドレスアップした男たちと薊の後ろには、まるで絵画のようなスオミの姿が。圧倒的な美しさの中に、優しさ、強さ、怖さなど、見る者によって様々な解釈が生まれるであろう謎めいた表情は、ミステリアスな今作の主人公“スオミ”を象徴している。ポスター写真は、これまで数々のレジェンドたちを撮影してきた写真界の巨匠、写真家・操上和美氏による撮り下ろし。

 加えて、オールスターキャストによる豪華ミュージカルシーンを交えた予告映像が初解禁。前回解禁された特報映像からよりパワーアップした、夫たちのコミカルなやり取りも見られる。「1.おっさん、2.二枚目、3.おっさん…」と歴代夫の順番の法則を見つけたかと思えば、スオミを自分の手で助けたい一心で、犯人からと思しき電話を誰が取るか争う夫たち…。そして、それぞれの夫とスオミとの思い出が次々とよみがえるが、思い出されるスオミはまるで別人のようだったー。スオミは何者で、どこへ消えたのか。

 さらには、スパンコール煌めくドレスと、サングラス×ブラックタキシードに身を包んだ、オールスターキャストによるミュージカルシーンもちらり。三谷監督が“最後まで楽しい映画にしたい”と発案し、メインキャスト全員が歌って踊る超豪華なミュージカルシーンが完成。観客に向けて熱い投げキッスをし、豪華な舞台セットを背に堂々と歩み出るスオミの姿は、まさに夫たちが愛した女神(ミューズ)そのもの。スオミ役の長澤まさみをメインボーカルとして、キャスト全員で歌うミュージカルナンバーのタイトルは「ヘルシンキ」。作詞はもちろん三谷監督自ら手掛け、『ザ・マジックアワー』以降すべての三谷映画の音楽を手掛けてきた荻野清子が作曲を担当。長澤のパワフルな歌声も聞くことができる。

 映画『スオミの話をしよう』は、9月13日公開。

 ※新キャスト3人・三谷幸喜のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■瀬戸康史

舞台では何度も三谷作品に出演させていただいていますが、映像作品は初めてでした。

今回の作品は殆どのシーンを長回しで撮影するというやり方で、ほど良い緊張感と三谷さんの脚本の可笑しさ、演者の皆さんの面白さに笑いを堪えながらの撮影でした。

最初台本を読んだ時、僕が演じた小磯はとても難しい立ち位置にいる役だと感じましたが、三谷さんの演出が入ると自然とカラダが動くというか、いつものように三谷さんに良い意味で遊ばれ、そんな不安も自然と消えていきました。そして試写会では内容を知っていても大爆笑してしまいましたね。是非多くの方にご覧いただきたいです。


■宮澤エマ

私は三谷さん作・監督の『記憶にございません!』が初三谷作品、初映画出演でしたので当時は緊張やプレッシャーと戦いながら毎日撮影に挑んでいました。

その後、舞台や映像作品で三谷組に参加させて頂く機会も増え、今回の『スオミの話をしよう』は以前よりは落ち着いて撮影に臨めるかと思いきや、今までのどの作品よりも乗り越えるハードルが多く、現場で頂く演出にやはり、悩み続ける日々でした。

三谷さんのアイデアはどこから浮かんでくるのか分かりませんが、絶対に応えたい! という気持ちのもと、スタッフ、キャストが一丸となり本当に笑いの絶えない現場でした!

私は今回謎多き女性、薊を演じています。唯一無二の三谷ワールドをのびのびと生きる薊を楽しんで観て頂ければ幸いです。


■戸塚純貴

スオミというワードは人生で初めて聞きましたので調べたら自分の好きな事がたくさん当てはまる憧れの国でした。

撮影に入った当初は、大好きで尊敬している方の作品だからこそ、その方の作品に出た人ってだけでは終わりたくない、せっかくいただいたこの貴重な機会、自分にしかできない表現を全て出そう、と決めていました。

長澤まさみさんの現場での気遣いはいつにも増してありがたく、大先輩方の胸をお借りして気負わず自由に演じさせていただきました。

演出という武器を使って真剣にみんなを笑わせにかかってくる三谷さん、同じ目線でいてくださり、話しやすい環境を作ってくださる三谷さん、現場で台本が急に変わったりする三谷さん。台本にない要求を耳元で囁く三谷さん。恋愛ドラマでもなく、バイオレンスアクションでもなく、ミステリーでもシリアスでもなく、混沌ではなく、「三谷幸喜」というジャンル。

撮影ではお互いのお芝居に笑わずにはいられない、素晴らしいキャストと最高のスタッフが集結した『スオミの話をしよう』を僕自身も映画館で観るのを楽しみにしていますし、たくさんの方に観ていただきたい映画です。

<続き>

■三谷幸喜

★ミュージカルシーンに関して

今作は一度原点に戻って、思い切り演劇的な映画を作ってみよう、限りなくワンシチュエーションに近いセリフ劇をやりたいと思ったところが出発点です。全体が舞台劇に近い作りなので、エンディングはカーテンコールという意味で、出演者が歌って踊るかつてのMGMミュージカル風の形式にしたいと思いました。クランクイン1ヵ月以上前から、長澤さんには歌稽古とダンスの特訓。その他のキャスト陣も時間が許す限り、稽古を重ねました。

踊っている姿がイメージできない西島さんや松坂さん、遠藤さんや彌十郎さんが必死に踊りの稽古をしている姿は、それだけで感動的で、本当に申し訳ないけれどそれだけで笑ってしまうんです。長澤さんの圧巻のパフォーマンスとキャストそれぞれの個性が輝くダンスで、ミュージカルシーンは間違いなく今作の注目シーンとなりました。多幸感溢れるきらびやかなシーンを、ぜひ映画館の大スクリーンでご覧頂きたいです。


★瀬戸康史、宮澤エマ、戸塚純貴に関して

瀬戸さんとエマさんは、今、僕の作品のテイスト、テンポ感を一番分かってくれている俳優さん。2人がいることで、他の俳優さんたちも“こんな風にやればいいんだ”ということが伝わったと思うので、僕にとっては、貴重な存在のお2人です。戸塚さんにお願いした乙骨役は、実は最後までなかなか決まらなかった役です。

そんな時、僕が30年近く前に脚本を書いた『ヴァンプ・ショウ』(1992年初演/2022年再々演)という舞台の再々演を見に行ったら、当時古田新太さんがやられていた役を戸塚さんが演じられていて、それが素晴らしかったんです。この人はなんて面白いんだ!と思い、そこからすぐにお願いしました。スオミとスオミを愛する5人の夫、そして彼らを取り巻くこの3人の絶妙な掛け合いは必見です!

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