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前原滉×小西桜子 映像業界で起きた実話基にした映画『ありきたりな言葉じゃなくて』12.20公開&特報解禁

クランクイン! / 2024年7月15日 8時0分

映画『ありきたりな言葉じゃなくて』ティザービジュアル

 前原滉が主演し、小西桜子がヒロインを務める映画『ありきたりな言葉じゃなくて』が、12月20日より劇場公開されることが決定。ティザービジュアルと特報が解禁された。

 本作は、テレビ朝日のグループ会社として、報道情報番組やバラエティ番組など数多くの番組制作を手掛けてきた「テレビ朝日映像」が、65年の歴史の中で初めて制作に挑んだ長編オリジナル映画。2021年より始動した「映画プロジェクト」のもと、海外でも楽しめる作品作りを目指し、集まった45の企画の中から“映像業界で起きた実際の出来事”を基にした本作が誕生した。

 青春から遠くも近くもない32歳の藤田拓也は、町中華を営む頑固な父と愛想のいい母と実家暮らし。ワイドショーの構成作家として毎日徹夜でナレーション原稿を書き散らす日々が続いている。そんなとき、先輩の売れっ子脚本家の推薦によって、ようやく念願の脚本家デビューが決まった。「脚本家」の肩書を手に入れ浮かれた気持ちでいる拓也の前に現れたのが、鈴木りえだった。脚本家の青年と、どこにでもいる普通の“彼女”が出会い――。

 シナリオ段階からキャストもアイデアを持ち寄り、テレビ朝日映像と一丸となって制作された本作。脚本家と“彼女”が出会い、とある出来事をきっかけに物語が進む、青春から遠くも近くもない、つまずきやすい場所にいる“私たち”の物語だ。構成作家の主人公・藤田拓也役は、前原滉。拓也が出会った“彼女”鈴木りえ役は、小西桜子。

 監督・脚本を務めるのは、渡邉崇。テレビ朝日映像に入社後、『ワイド!スクランブル』のディレクターを12年間務めたのち、『人生の楽園』などのドキュメンタリー番組やwebムービーの演出を手掛け、ドラマ『レンタルなんもしない人』のプロデューサーとしても活躍。2019年には世界的ショコラティエ・辻口博啓を追ったドキュメンタリー映画『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』で監督デビューを果たし、サン・セバスティアン国際映画祭やシアトル国際映画祭など、これまでに世界5カ国、10の映画祭で正式上映され高い評価を得ている。

 今回解禁されたティザービジュアルは、木漏れ日が差し込む幸せそうな空気の中、主人公の新人脚本家・藤田拓也(前原)と、“彼女”こと、鈴木りえ(小西)が、仲良く微笑みあう様子を写し出す。どこにでもいる男女が談笑している姿の中に、キャッチコピーの「新人脚本家が“彼女”に出会った」という一見喜ばしい言葉、しかし「彼女」が赤字で強調されることによりただならぬ作品であることを予感させる。

 また特報映像では、脚本家としてのデビューが決まった拓也が、キャバクラらしきところで隣の女性に「脚本家です!」と満面の笑みでアピールしてしまう浮かれた様子のシーンから始まる。そんな幸せ絶頂の拓也と“彼女”の楽しそうなデートシーンの連続と彼女のかわいさが引き立つ中、嬉しそうに手を振る拓也にどこか虚ろな表情を浮かべ、去っていってしまう“彼女”。さらに「考えて、考えて、脳みそねじきれるくらい」という拓也の台詞と「つまずきやすい場所にいる 私たちの物語」のテロップに隠された本当の意味とは? そして“彼女”は一体何者なのか?

 映画『ありきたりな言葉じゃなくて』は、12月20日より公開。

※渡邉崇監督らのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■若林邦彦(テレビ朝日映像 代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサー)

 3年前の4月の終わり、私は日比谷の映画館で『ノマドランド』を見ていました。数日前にアカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞をとった映画でした。いい映画でした。

 そしてその時私は同時に「そうか、私たちも映画を作ろう」と思いつきました。

 『ノマドランド』のように、半ドキュメンタリー的なタッチはテレビ朝日映像のディレクターたちが最も得意とするところだと思ったからです。だとするならテレビ朝日映像の社員がオスカーをもらったっていいじゃないか、と妄想しました。自前の企画で、自前の脚本で、自前の監督で、そしてなにより自前の製作費でこの映画はスタートしました。

 あれから3年半。『ノマドランド』とは似ても似つかない自前の映画がようやく出来上がりました。

 「テレビ朝日映像社員からオスカー監督を!」。それが私たちの合言葉でした。そんな前代未聞の試みのささやかな第一歩が私たちのこの映画『ありきたりな言葉じゃなくて』です。


■渡邉崇(テレビ朝日映像社員 脚本・監督)

 高校生のころ、映画監督になりたいという夢を持ち、それから27年も経って、やっとオリジナルの映画を監督する機会が巡ってきた。まさか、自社出資によるプロジェクトで夢が叶うとは…!


 手探り状態からスタートした映画作り。「ないものねだり」ではなく、「あるもの探し」をテーマに、チームで脚本に取り組みました。演出部も新人だらけ…。でも、出演者のみなさんにも助けられて、この映画は完成を迎えました。


 何度か、脳みそねじ切れるんじゃないかというぐらい、考えて悩んだこともありました。でもそういう状態が好きです。きっと主人公の拓也も。人の気持ちを捉えて、ありきたりじゃない言葉で表現しようともがく拓也とりえ。2人の姿から、他人を分かろうとするのを諦めない気持ちを、観客のみなさんに受け取ってほしいです。

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