1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

馳星周の直木賞受賞作『少年と犬』を高橋文哉&西野七瀬W主演で映画化! コメント到着

クランクイン! / 2024年7月15日 5時0分

映画『少年と犬』スーパーティザービジュアル

 馳星周の直木賞受賞作「少年と犬」(文春文庫)が、高橋文哉&西野七瀬のダブル主演、瀬々敬久がメガホンを取り、実写映画化されることが決定。原作者の馳、高橋、西野、瀬々監督らのコメントが到着した。

 ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部45万部を突破している名作『少年と犬』(文春文庫)。さまざまな背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードをつづった短編連作小説は、犬好きも、そうでない人をも巻き込み、読者の中では「現代版の『フランダースの犬』のようで泣いた!」と話題になった。

 飼い主を亡くし岩手県釜石から彷徨(さまよ)ってきた1匹の犬“多聞”が、南の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流―。全ての人々の心に寄り添う珠玉の感動物語がこのたび、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて映画化される。

 メガホンを取るのは、『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』『糸』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『64‐ロクヨン‐前編/後編』などを手掛けてきた人間ドラマの名手・瀬々敬久監督。企画・プロデュースは、『ラーゲリより愛を込めて』では優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆。脚本は、第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞の『永遠の0』、家族の愛の実話を映画化した『ディア・ファミリー』の林民夫といった実力ぞろいの3人が名を連ね、『ラーゲリより愛を込めて』、『糸』以来の“瀬々敬久×林民夫×平野隆”の最強チームが復活。新たな珠玉の感動物語が創り出される。

 そんな本作で、高橋は犬の“多聞”と共に旅をする青年・和正、西野は“多聞”に命を救われる女性・美羽を演じる。

 生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きと語る高橋は、「人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました」と喜びを語っており、初めての瀬々組参加に関しては「こだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、どきどきとワクワクをもってお芝居することができました」と話す。

 初共演となった西野七瀬に関しては「お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正としてともに向き合えたことを光栄に思います」とコメント。「多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する2人と1匹の織り成す掴(つか)みきれない空気を楽しみに公開をお待ち頂けたら嬉しく思います!!」と熱い想いを語っている。

 西野は、初のダブル主演作品となる本作について「今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。ぜひ楽しみに待っていただけたらと思います」と話し、初の瀬々監督作品への気持ちを語った。

 今作の原作者であるベストセラー作家・馳星周は「犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う」と喜びのコメントを寄せている。

 映画『少年と犬』は、2025年春全国公開。

 キャスト・監督・プロデューサー・原作者のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高橋文哉/中垣和正役

 この作品のお話を頂けたことを本当に嬉しく思いました。僕自身生まれた時から実家に犬がいて、犬と共に生きてきたと言っても過言では無いほど犬が大好きで、人生を一緒に過ごしてきた犬と映画を撮影できることを本当に嬉しく思いました。

 多聞役のさくらと撮影前にコミュニケーションを取って撮影に挑んだのですが、わんちゃんにしか出せない生のお芝居、そこに中垣和正としてリアルに向き合う楽しさを感じることが出来ました。瀬々組には初参加でしたが、瀬々監督のこだわりを持って繊細に描く人間模様に惚れ惚れしながら、ドキドキとワクワクを持ってお芝居することが出来ました。

 西野七瀬さんとは初共演でしたが、お芝居にすごく真っ直ぐな方で美羽と和正として共に向き合えたことを光栄に思います。

 多聞と出会い自分を見つめ直し自分の正義と向き合い、人生を模索する2人と1匹の織り成す掴みきれない空気を楽しみに公開までお待ち頂けたら嬉しく思います!!

■西野七瀬/須貝美羽役

 今まで経験したことがない感情になる場面が多く、想像しながら考え抜いたものを体現していくことに、日々楽しんで向き合っていました。

 瀬々敬久監督や高橋文哉さん、スタッフの皆さんと意見を交わしてパターンを試しながら撮影することもできました。ぜひ楽しみに待っていていただけたらと思います。

■監督:瀬々敬久

 犬の名前は多聞です。仏法の守護神の1つ、多聞天から来ています。馳星周さんが描いたこの不思議な物語を、「こんな悲しい話があります」とお坊さんが語る法話や、辻々で流浪の民が語った説教節のように、生きることの悲惨と喜びを伝える映画に出来ないか、そう思い挑みました。主演の高橋文哉さんと西野七瀬さんが、そのしなやかな感受性で物語を全身で受け止め、今を生きる私たちの映画にしてくれました。

■原作者:馳星周

多聞は多くを聞くと書く。
犬は人の言葉に耳を傾け、寄り添ってくれるのだ。
犬に語りかけることで心を救われた者がどれほどいることだろう。
犬は無条件の愛の手本として、神様が人間に遣わしてくれた生き物だと心から信じている。
この映画を通じて多くの人がそのことに共感してくれることを切に願う。

■企画・プロデュース:平野隆

 『ラーゲリより愛を込めて』のスタッフを再結集して、前作と同様、観客の皆さまの魂に訴える作品を作りたいと思っていました。

 高橋文哉さん、西野七瀬さんにお願いしたのは2人が“愛おしさ”を多くの人々の印象に残せる役者さんだと思ったからです。

 そしてこの映画にはもう1つの愛おしいものがあります。

 現在編集中ですが、スクリーンの上にお2人と多聞という名の犬が映る時、私は思わずスクリーンを抱きしめたくなります。

 何故タイトルが『少年と犬』なのか? それがこの原作の魅力であり、この映画の魅力であると思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください