『虎に翼』山の境界線問題の不可解な顛末に視聴者モヤモヤ「円満？」「スンがすごい」

連続テレビ小説『虎に翼』第79回より

　伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』（NHK総合／毎週月曜〜土曜8時ほか）の第16週「女やもめに花が咲く？」（第79回）が18日に放送され、山の境界線問題が不可解な顛末を迎えると、ネット上には「円満？解決？」「スンがすごいなぁ…」といった反響が寄せられた。

　寅子（伊藤）は森口（俵木藤汰）が申し立てた山の境界線の問題を解決するべく、書記官・高瀬（望月歩）の協力を仰ぐ。そんな中、高瀬は山の境界線についての記述があった江戸時代の古文書を図書館で発見。貴重な資料が見つかったことを喜ぶ寅子と高瀬の姿を遠目から、弁護士の杉田太郎（高橋克実）が苦々しい表情で見つめている。

　その後、新潟地家裁に関係者が集まり話し合いが行われる。寅子が「では、初めに…」と切り出すと、それを制するかのように杉田が「あの〜よろしいでしょうか？」と割って入る。杉田曰く、明治初期に近隣の五村との間で作られた地境協定文書が森口の蔵から発見され、その文書に書かれた山林の境界は、申立人の森口と、もう一方の当事者・原（星野亘）の主張とも食い違っているという。

　寅子はその資料の信ぴょう性について検証したいと応じつつ「原さんもご確認されたいでしょうし…」と話すと、原はなぜか取り繕うような表情で「いえ、構いません」と返答。杉田が「条件だけ確認しあって、これにて“円満解決”ということで…」と言うと、集まっていた男たちは微妙な表情を浮かべながら、拍手で賛意を示すのだった…。

　山の境界線問題の顛末に納得できない寅子の表情が映し出されると、ネット上にも「円満？解決？」「こんなの穏便とは言わなくない？」などの声や「スンがすごいなぁ…」「男たちのスン」といったコメントが集まっていた。