アン王女がパリ五輪に向けたIOC総会に出席 馬の事故以来はじめての海外

アン王女がパリ五輪に向けたIOC総会に出席　

　先月、馬の事故で脳震とうを起こし入院した英チャールズ国王の妹アン王女が、現地時間7月23日、パリ五輪開幕を前にパレ・デ・コングレ・ド・パリで開催されたIOC総会に出席した。

　73歳のアン王女は、6月23日にガットコム・パークの敷地内を散歩中、馬に関連する事故で頭部に軽いケガを負い、脳震とうを起こしたと報じられている。経過観察のため、ブリストルのサウスミード病院に入院したのち、28日に退院。以降自宅でリハビリを行っていた。

　王女は7月12日、事故後初めての公務を行い、グロスターシャーのハートプリー大学で開催された障害者乗馬協会（RDA）全国選手権大会を訪問。19日には、ウスターシャー王立病院に新設された救急科を訪問するなど、自宅のあるグロスターシャーから近い場所で公務を行っていたが、海外に出るのは事故以来初めてのことだった。

　馬術選手として知られる王女は、王室メンバーとして初めて1976年のモントリオールオリンピックに出場するなどオリンピックと繋がりが深く、IOCの委員も務める。娘のザラも総合馬術の選手で、2012年のロンドンオリンピックに出場し、銀メダルを獲得している。

　総会に出席したメンバーの中には、ボブスレー選手として冬季オリンピックに5回出場したモナコ公国の大公アルベール2世や、ルクセンブルクのアンリ大公、リヒテンシュタインのノラ王女、ヨルダンのファイサル王子ら各国の王室メンバーの顔もあり、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でオスカー俳優となったミシェル・ヨーの姿も。この日撮影された集合写真は、スター揃いの豪華なものとなったようだ。