元競泳日本代表・入江陵介の”感情”が溢れだす! 『インサイド・ヘッド2』特別映像解禁
クランクイン! / 2024年7月25日 6時0分
ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』より、元競泳日本代表・入江陵介の”感情”が溢れだす特別映像が解禁された。
本作は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした物語を描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。前作に引き続きメグ・レフォヴが脚本を担当し、『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マンが監督を務める。
日本に先駆け全米はじめ世界各国で6月14日から公開されると、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる歴史的な大ヒットスタート。さらに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を超えて14億4330万ドルを突破し、アニメーション史上歴代No.2の累計興行収入を記録。歴代No.1の『アナと雪の女王2』(14億5400万ドル)も目前に迫っている。
その背景には、世界中で大人が動員の中心になっているという点が挙げられる。人生の転機に立ち、“シンパイ”という感情に支配されて感情の混乱に悩み葛藤するライリーの姿に、大人たちが深く共感し感動していることが驚異の大ヒットを支えているのだ。「大人になるとヨロコビは失われていくのか?」という深いテーマや、自分のダメなところも愛おしくなる感動のラストが大人たちの心に深く刺さり、世界中で旋風を巻き起こしているといえるだろう。
このたび、過去4度の五輪出場を果たし、今年4月に現役引退を表明するまで18年の長きにわたり日本水泳界をけん引してきた元競泳日本代表の入江陵介が、幼少期から今に至るまで積み重ねてきた様々な感情が詰まった特別映像が解禁された。
映像では、高校入学という転機を迎えた主人公・ライリーの頭の中で巻き起こる感情の嵐のように、入江が現役引退を表明するまで18年の選手生活で積み重ねてきた様々な感情が溢れるエモーショナルな場面が映し出されている。初出場の2008年北京五輪に続き、2012年ロンドン五輪では200m背泳ぎの銀メダル含め3個のメダルを獲得。2016年のリオ五輪、2020年東京五輪に出場し、2022年国際大会日本代表選考会にて7大会連続の世界水泳日本代表選手として活躍。今年の4月に現役引退を表明し、今後は水泳の普及活動に挑戦するべく新たなスタートを切っている。
入江は一足早く本作を鑑賞し、「私にとって今までの人生は水泳を中心としたものでした。その中には勝利の喜び、負けた悲しみ、勝者への羨ましい気持ち、レース前の心配、数えきれない感情を得てきました。その感情は自分にとって忘れたくない思い出、忘れたい思い出があります。ただその経験、感情が全て今の自分を作っていて、どの感情も必要不可欠な存在であったと大人になって感じました」と本作が描くテーマ、そして悩みもがきながらも新たな一歩を踏み出そうとするライリーに深く共感したことを明かした。
また、現役引退を表明した会見では「色んな感情があった」と気持ちを吐露した入江だが、「試合や自分の調子によって毎回違った感情がありました。一つだけの感情でレースを泳ぎ切ることはなかったと思います」と当時を振り返ってコメントを寄せた。
映像には、0歳から水泳を始めた入江の幼いころの写真も収められている。「子供の頃はただヨロコビに溢れていた、でも大人になると時々不安に押しつぶされそうになる」という言葉の通り、いま大人になって様々な場面や感情に直面している人に向けては、「人生の中にはたくさん転機があります。それは自然なことで、今までなかった感情とぶつかる瞬間だと思います。自分自身が何を大切にしているのか、何を求めているのか、頭の中の感情に素直に向き合っていけば自然と答えに進んでいくと思います」とエールを贈っている。
アニメ映画『インサイド・ヘッド2』は、8月1日より全国公開。
※入江陵介のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■入江陵介
――映画の感想、ライリーに共感したポイント。
「自分らしさ」って何だろうか。「自分を愛する」って何だろうか。この映画を見終わった時に湧き上がった感情は自分自身の過去の感情を思い返し、これから出会う未来の感情へ前を向くキッカケとなる素晴らしい物語でした。
私にとって今までの人生は水泳を中心としたものでした。その中には勝利の喜び、負けた悲しみ、勝者への羨ましい気持ち、レース前の心配、数えきれない感情を得てきました。その感情は自分にとって忘れたくない思い出、忘れたい思い出があります。ただその経験、感情が全て今の自分を作っていて、どの感情も必要不可欠な存在であったと大人になって感じました。これから出会う感情も、これまでの自分を作ってくれた感情も共に大切に生きていきたいと感じました。
――ライリーの頭の中はシンパイが多くを占めていましたが、入江氏が水泳に打ち込むために渦巻いた感情について。
試合や自分の調子によって毎回違った感情がありました。負けたらどうしよう、という心配や絶対に勝てるという自信や、終わった後の喜び、悲しみ、たくさんの感情が泳いでいる時に現れていました。一つだけの感情でレースを泳ぎ切ることはなかったと思います。
――人生の転機になった出来事について。
2008年の北京五輪の選考会。当時大学1年だったのですが、調子が悪く五輪を狙える位置にいたのに決勝前に不安が襲い苦しくなりました。自分の中でこのレースで五輪出場が決められなかったらもう水泳を辞めて新しい人生を歩もうと割り切って臨んだ結果、五輪を決めることができた人生の転機となる日でした。
――ライリーのように人生の転機を乗り越えようと頑張っている人へのメッセージ・アドバイス。
人生の中にはたくさん転機があります。それは自然なことで、今までなかった感情とぶつかる瞬間だと思います。自分自身が何を大切にしているのか、何を求めているのか、頭の中の感情に素直に向き合っていけば自然と答えに進んでいくと思います。
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