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なぜ母は“自由死”を選んだのか――池松壮亮主演『本心』妻夫木聡、田中裕子ら実力派集結の予告解禁

クランクイン! / 2024年7月30日 8時0分

映画『本心』場面写真

 池松壮亮が主演する映画『本心』より、“人間の存在とは何か”との問いを突き付ける物語の一端が映し出された予告編が解禁された。

 本作は、『月』『舟を編む』の石井裕也監督が、平野啓一郎の同名長編小説を映画化したヒューマンミステリー。今からさらにデジタル化が進んだ少し先の将来を舞台に、“自由死”を望んだ母の“本心”を知ろうとすることをきっかけに、進化する時代に迷う青年を映し出す。主演の池松に加え、三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子ら実力派俳優が集結する。

 このたび、解禁となった予告映像は、池松演じる主人公・朔也の「母を、作りたいんです」という一言から始まる。「母を作る」とは、一体どういうことなのか。「大事な話があるの」――そう言い残して急逝した母・秋子(田中)が、実は“自由死”を選んでいた。幸せそうに見えた母が、なぜ自ら死を望んでいたのか。

 どうしても母の本心が知りたい朔也は、不安を抱えつつも進化し続けるテクノロジーの未知の領域に足を踏み入れる。生前のパーソナルデータをAIに集約させ人格を形成するVF(ヴァーチャル・フィギュア)を開発している野崎(妻夫木)は、朔也に「本物以上のお母さまを作れます」と告げる。生前の母と親しかったという女性・三好(三吉)から得た母の情報などもAIに取り込んで完成したのは、仮想空間の中で、まるで本当に生きているかのような母。

 朔也はVFゴーグルを装着すればいつでも会える母親、そしてひょんなことから同居することになった三好と、他愛もない日常を取り戻していくが、VFは徐々に“息子の知らない母親の一面”をさらけ出していく。AIで心を再現したとき、人は何を見つけ、何を失うのか。進化する時代に翻弄され、自らの“存在”や“本心”をも見失っていく朔也と、そのまわりの人間たちの混沌としたさまが映し出される。

 あわせて、物語の一端が明らかになっていく場面写真も解禁された。

 映画『本心』は、11月8日より全国公開。

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